浦安市の「ウサヤル星人」のシティプロモーションムービーの突き抜けたクオリティの高さに感涙する

 

2017年12月3日:追記

 

浦安市の公式シティプロモーション動画がYouTubeから削除されてしまったようです。とても大切な動画だと思ったので、とても残念です。

 

ウサヤル星人が何も言わずに地球からいなくなったので、日本各地の自治体のシティプロモーション動画を見て感動する

 

 

2016年12月16日

 

最近、私生活でスッタモンダがあり、少し疲れた。

 

家庭は大丈夫なのだけれど、趣味の繋がりで色々あった。

 

機会があれば話そうかと思うけれど、これが浦安の現実なのかなと悲しい気持ちにもなった。

 

浦安に住んでいる意味が一つ減ったような、なんだか虚しい気持ちにもなった。

 

自分が心身を削ってでも守りたかった存在。

 

こんなものだったのか。

  

元町、中町、新町。

 

三つの町が融合した浦安市。

 

見たこともない個性的な三つの町には、もちろんだけれど個性ある市民が住んでいる。

 

そういった三つの町の市民が集まって気持ちを融合するのは大変だなと。

 

そろそろ、浦安から引っ越そうかと思った。

 

しかし、ふとアクセスした浦安市のサイトを見て元気づけられた。

 

久し振りに心の底から笑った。

 

久し振りに心の底から感動して泣いた。

 

自分たちが住んでいるどこの街だって、良いところもあれば、悪いところもある。

 

自分としては、浦安市というのはお堅いイメージがあって、市民に対して身構えている印象があったのだけれど、違った。

 

ここまでやれるのかと驚いた。

 

「そう、それなんだよ!」と激しく共感した。

 

スゲーじゃん、浦安。

 

一人で勝手に感動していても始まらないので説明すると、最近、浦安市がプロモーションムービー第一弾を公開した。

 

かなり以前、ヒノデダッズムでも自治体のプロモーションムービーについて考えたことがあった。

 

浦安の良さを発信するためには文章や写真じゃ伝わらなくて、限りなくリアルに近い動画が必要だと思った。

 

けれど、世の中には「まあ、自治体のプロモムービーというのは、、、」という冷めた雰囲気もあって、話題性のある作品に仕上げるのは大変だろうなと感じた。

 

人々が求めているのは、自治体のプロモーションの匂いがしない作品であって、広報ではない感じがする。

 

かといって、自治体としてはあまりに派手にやってしまって滑ったらと心配になるだろうし、結果、ある程度のところで歩留まりが利くのだろう。

 

プロモーションムービーを見る人たちに強烈な印象を与えたり、感動させるのは恐ろしく大変なんだと思う。

 

しかも、浦安市に関係したネット動画の場合、YouTubeで検索して調べようとすると、液状化の動画が並んだりするので、それらを上回るアクセスが必要なわけだ。

 

どうすりゃいいんだと悩んだりもする。

 

自分は映画が大好きで、自分の人生すらもとある映画を見て決めてしまったくらいなので、そういった方面にかなりうるさい。

 

そして、浦安市のムービーを見た率直な感想としては、、、

 

「これ、シティプロモーションのレベルを振り切っちゃってるじゃない。これ、CMどころか、映画になっちゃってるじゃない」

 

だった。

 

プロモーションムービーなので映画の一つなんだろうけれど、CMのような感じもなくて、本当に素晴らしい。

 

浦安市役所の人たちだけじゃ無理だと思うし、アウトソーシングをやったとするとお金もかかったかもしれない。

 

けれど、ここまでの突き抜けた、そして感動できる作品を世に出すには、アイデアを形にする市関係者の皆さんの心意気から始まって、たくさんの人たちが一生懸命に知恵を絞って、たくさんの人たちが思いっきり楽しんで、気持ちを一つにして取り組んできたのだと思う。

 

普通だったら、どこかでストップがかかってしまうのだろうけれど、この勢いが浦安の良さなんだよなと。

 

市民の一人として大切な人生の思い出になる作品をつくってくださり、関係者の皆様に心から感謝申し上げたい。

 

自分はシティプロモーションムービーに興味を持って、様々な自治体の動画を見てまわったことがあるので、浦安市民の中でもそういった動画に詳しいはずだけれど、ここまで独創性があるムービーはあまり見たことがない。

  

笑いあり、感動あり、そしてストーリーに重なってふとやってくる自分たちの懐かしい記憶。

 

言葉でクドクドと説明するよりも、実際に見るとすぐに分かるだろうし、あまりのクオリティの高さに驚くことだろう。

 

シティプロモーションを担当されている皆さんも「ヤベーかな、滑ったかなー?」と、市民の反応にドキドキされているかもしれない。

 

映画が好きな自分としては、これは凄い。大絶賛したい。

 

浦安市を持ち上げるわけじゃないけれど、面白い。

 

こ、これは凄い。

  

最初からブっ飛ばしている。○○星人という発想から入っていく時点で、もはや浦安は新しい扉を開いてしまった感がある。

 

周りを全く気にしないで、思いっきり全力で行く感じがある。

 

一見、独自ワールド全開で突っ走るように見えるが、実に芸が細かい。

 

コスチュームから細かな小物、各シーンの演出、ロケ時の天候や時刻、太陽の位置まで計算しつくされている。

 

映画やドラマなみのノウハウが使われている気がするし、浦安ではそういったロケがたくさん行われているので、市民も慣れてしまっている。

 

会話形式の説明をプロモーションサイトに掲載していて、何度も言うけれど、今までの浦安市から一線を越えてしまったような勢いを感じる。

 

http://urayasu-city-promotion.jp/slice/detail10.html

 

そこでも自治体特有の説明はない。これは楽しい。

 

それにしても、「ひこひこさん、よくこのオファーを受けたよね」と、自分は驚いた。

 

宇宙人役の男性が、ずっと右手にカメラを持って歩いているシーンとかは、極めて平和的なGANTZみたいな印象もあるし、ずっと一緒に連れ添っている宇宙人役の女性の演技も味がある。

 

何度かムービーを再生して自分は思った。

 

「この動画は、浦安市の外に向けて発信するだけじゃなくて、浦安市民に向っても発信しているんじゃないか」と。

 

普通、自治体のプロモーションムービーというと、動画での町おこしとか、そういった方向に行ってしまう感じがあって、実際にそのような意義があるのだろうけれど、浦安市の場合には自治体の内と外の双方向に投げかけている気がした。

 

なぜかというと、タロタとマユマという宇宙人がやってきて、浦安市内を歩いて、「こんな街、見たことない」という感想は、初めて浦安市にやってきた夫婦が感じるフィーリングそのものなんじゃないかと思ったからだ。

 

今、この瞬間も夫婦喧嘩をしてテンションが張っている人たちがいるかもしれない。

 

あの当時の「この街で、幸せになろうね♪」「うん♪」を思い出すのではないだろうか。

 

元町の情緒あふれる風景から、新町のヤシの木が生えているリゾート地のような風景まで、本当にこれが一つの街なのかと驚くくらいに変化がある。

 

途中でモルモットや足こぎのカートが出てくるホノボノした風景があるが、あれは若潮公園や交通公園だ。

 

中町の素晴らしさもきちんと押さえている。

 

自分は色々な自治体で生活してきたけれど、浦安は本当に面白い街だと思う。

 

妻と浦安で生活しようと思って、初めて市内を歩いた時の懐かしい気持ちを思い出した。

 

自分が浦安を散策しようとして色々と街を歩くと、本当にこんな感じになった。

 

仕事や育児が忙しくて、街のことまで考えていられない時があるけれど、自分たちがどうして浦安に住んでいるのか、どうして住もうと思ったのか、忘れていたことを思い出した。

 

自分としては、職場に近くて静かな場所に住みたかったし、浦安からの長時間の通勤が嫌だった。

 

けれど、妻と子供にとってはすごく楽しいだろうし、通勤さえ我慢すれば何とかなるだろうと。

 

実際には長時間通勤に加えて、新浦安駅に押し寄せるディズニーの観光客の人混みに消耗しまくっている感がなくはなくて、液状化のリスクとかも考えてしまったりして、必ずしも心穏やかではないけれど、この街には何か不思議な魅力がある。

 

東日本大震災の液状化で大変なことになったけれど、そのデメリットがあったとしても、この街に住み続けている市民が多いというのは、そういうことなんじゃないかと。

 

このムービーでは、役者さんたちの巧みな演技と、浦安の街並みといったハード面が少し前に来てしまっていて、市民のインタビューがぎこちない感じがある。

 

これも計算した上での構成だと思った。

 

本物の素人の市民が話しているわけで、確かに自分だってあんな感じになる。だからこそリアルで引きこまれる。

 

最初は堀江ドックから宇宙人が出てきて、市民としては笑いから入るのだけれど、ラストシーンではドローンを使ったのだろうか、街全体を見渡す光景が広がって、「そう、浦安って、そうなんだよ!」という不思議な気持ちになる。

 

浦安市民としての誇りであったり、帰属意識であったり。

 

この動画は、市外への自治体のプロモーションとして無理に頑張っている感がなくて、実際に浦安で生活している市民から見ても共感できる。

 

本当に頑張ってつくったのだろうなと。

 

そして、この動画の凄いところは、本篇だけじゃなくて、メイキング映像で本質を広げていく点だと思った。

 

まずは男性宇宙人のタロタ編。

 

本当に凄い。

 

杉山さんにこの役をお願いしようとした浦安市も凄いけれど、この役を引き受けてしまった杉山さんも凄い。

 

彼、コミカルな役もこなすけれど、今までのキャラクターとずいぶん違うじゃないか。

 

 

一人のお父さんとしての気持ちまで紹介されていて、父親目線での浦安の印象を語ってくださっていた。

 

 

彼の人間的な魅力を感じた。

 

自分は実際に浦安に住んでいる父親なんだけれど、杉山さんの感想に全く同感だった。

 

けれど心配なことがある。

 

動画を共有して組み込もうと思ったら、「この動画は限定公開です。本当に共有してもよろしいですか?」というアラートが出た。

 

限定公開にする必要があるのか?

 

杉山ひこひこさんが、役者人生で初めて宇宙人をやったのだぞ? 彼は主役を張ることはほとんどないけれど、映画には欠かせない俳優なんだぞ?

 

杉山さんの内面の優しさが垣間見える貴重な動画なんだぞ?

 

今までの彼のキャラクターから考えて、ほとんど見たことがない役柄だし、彼のインタビューには浦安市の良さが込められている。

 

浦安市のPVには、メイキング映像まで含めた良さがある。限定公開じゃなくて、ずっと公開すればいいじゃないかと思う。

 

このメイキング映像を失うのは浦安市にとっても、市民にとっても損失だ。

 

契約とか事務所の都合だったら仕方ないと思うけれど、浦安市が買い上げることはできないのだろうか。

 

映画だって、エンドロールが終わってからの楽しみがあるのだから。

 

頼む、この動画を消さないでほしい。ずっと残してほしい。

 

次に、女性宇宙人のマユマ編。

 

本多さんという女優さんは、今まで知らなかったのだけれど、もの凄く演技が上手い。

 

ショートカットが似合うし、とにかく華がある。

  

お父さんたちが見ると、「ああ、こういう感じの妻がいたら、僕の人生、幸せなんだろうな。。。」と思う、、、なんて言うと妻から空手チョップを受けて悶絶するので言わない。

 

美しい女優さんは世の中にたくさんいるのだけれど、彼女の場合には表情や仕草が自然体で、とても心が安らぐ。

 

浦安市内にも彼女のような人が歩いているようで、歩いていないようで、そういったリアルな感じも素晴らしいと思った。

 

浦安市内にはマスコミとか芸能関係の市民の皆さんもたくさん住んでいる。

 

彼女には女優として開花する素質がある。これからも活躍してほしいと思う。

 

それと、何度も言いたい。

 

このメイキング映像についても、このサイトで共有して組み込もうと思ったら、「この動画は限定公開です。本当に共有してもよろしいですか?」というアラートが出た。

 

メイキング映像の中に、浦安市の良さが含まれているんじゃないのか?

 

事務所の都合だったら仕方がないけれど。

 

彼女の言葉が本当にリアルな浦安市への印象なんじゃないかと思った。

 

また、本多さんのプロモーションにも貢献すると思った。

 

彼女の素の仕草や性格の良さが表れているし、彼女の大ファンになりそうな予感があるし、お父さん的な視線としてはもったいない、、、なんて言うと妻から修羅場くぐりの延髄斬りが飛んでくるので言わない。

 

それにしても、本当に驚いた。

 

第二弾がすっごく楽しみだ。

 

しつこいようだけれど何度も言う。 

 

メイキング映像はこれからも撮り続けて、ずっと公開してほしい。

 


 

2016年12月18日 追記

 

浦安市のウサヤル星人の動画を、妻にも見てもらった。

 

彼女は自分と違って阪神タイガースファンなみの浦安ファンなわけで、どんなリアクションをするのか興味深かった。

 

やはり、堀江ドックから宇宙人がやってきたシーンからニヤニヤと笑っていて、あまり日本では見たことがないような街の姿が紹介されて、「おー! やってしまったね!」と喜んでいた。

 

充実した街の施設やシンボルロードが紹介されるたびに、「ああ、他の自治体を挑発するようで、開き直っているようで、、、ジワジワくるね」と笑っていた。

 

そして、ラストに近いシーンの「パペロン漬けが食べられない!」「ネットで買えるんじゃない?」というやり取りを見て、声に出して大笑いしていた。

  

妻は言う。

 

「まあね、他の町みたいな大人気の特産品なんて浦安にはないわけだし、無理しなくてもいいのよ。ディズニーをプロモーションに使えばって思うけど、それが大人の理由で無理なんだったら仕方がないでしょ?浦安には浦安の良さがあるんだし。でも、名物なんてネットで買えばいいじゃないって、もう、開き直っちゃってるし! 威張ってるっていうか、自虐モードっぽくて面白いね、あはは!」と。

 

そして、「ウラヤマシ、ウラヤスシ」というフレーズが登場して、妻がダウンタウンの浜ちゃんみたいに笑っていた。

 

「あはは! 誰なのよ?このキャッチフレーズ考えたの!?羨ましいって感じるのは周りの人たちなのに、自分たちで言っちゃってるわよ、でも、嫌味がなくて楽しいね」と。

 

浦安市役所の中の人たちが立ち上げたチームウラシマのリーダーの小泉さんがプレゼンのスライドでこのウラヤマシを使っていたので、たぶん彼だと妻に伝えた。

 

ただ、妻的には、自治体のプロモーション動画というのは、最近、もの凄い勢いでハイレベル化しているそうだ。

 

本編で書いた時の記憶というのは、1年半くらい前のことだった。地方創生の取り組みが始まって、この1年くらいで一気にプロモーション動画の制作が活発化したのだろうか。

 

どの自治体も素晴らしい作品を発表していて、浦安だけではないことに気付かされた。

 

いかにもな自治体PRというよりも、その町を舞台にした芸術だと、自分は思った。

 

かつての町おこし的な感じがあまりなくて、こうやって一つひとつの町の魅力が紹介されることで、日本全体の良さを実感することができる。

 

日本というのは本当に面白くて、美しい国だなと思う。

 

それと、妻的には、「浦安のプロモ動画は独自路線で行ったけれど、日本ナンバーワンかと言われると分からないわ。すっごい自治体はたくさんあるからね。小林市には負けたかも、、、あ、でも、ジャンルが全く違うから、比較しようがないけどね」だそうだ。

 

宮崎県小林市のプロモーション動画を見てみよう。ネットでも絶賛されているそうだ。

 

これは凄い。

 

確かにそうだ。

 

自分は宮崎県に行ったことがあるのだけれど、こんなに水道水が美味しいのにペットボトルの水が売られててびっくりした。

 

テレビで標準語が話されているからなのか、こちらが話す言葉は通じているようなのだけれど、タクシーに乗って年配のドライバーさんとお話すると外国語のように聞こえてびっくりした。

 

クライマックスのシーンを見て、妻と一緒に声を出して笑った。

 

日本というのは、美しい自然があふれているので、地方の場合にはどうやってプロモーションを展開するのか、どこも同じになるんじゃないかと思っていたら、そんなことはなかった。本当に面白い。

 

 

浦安のウサヤル星人の話に戻る。

 

妻がボソッと一言。。。

 

「でもね、このタロタみたいにマニアックに浦安を分析する人って、どこかで見た気がするのよ。何とか星人とかが大好きな人。タロタのモデルになった市民がいるのかしら?」

 

誰だろう?

 

そんな人がいれば会ってみたいものだ。