浦安の駅前のストリートライブで市民を励ましてくださっているお兄さんが、ディズニーでも歌っている実力派ヴォーカリストの吉田純也さんだったことに驚く

2016年9月4日

 

短いけれど書きとめておこう。 

 

仕事帰りの夜遅くの新浦安駅。

 

今日は日付が変わる前に浦安に帰ってくることができた。

 

朝晩は、市民とディズニーの観光客で路線はいつも混み合う。

 

市民はともかく、観光客があまりに多いとさすがに疲れる。

 

同じ車両に乗りこまないと遭難でもするのかという感じの修学旅行生達の勢いや引率している教員や旅行会社の社員さんたちの鬼気迫る表情も凄いが、一番疲れるのはディズニーが終わって観光客が押し寄せてくる時だ。

 

旅の恥はかき捨てという感がなくはないし、市民はシラフなのに、向こうは夢の国に来たということで気分が高揚していることもある。

 

お願いだから駅で広がらないでください、改札を越えるまでまっすぐ歩いてください、あなたのキャリアバッグの車輪が僕の足の上を乗り越えたんですが、浦安ではそういう時に謝りますけど、あなたの街では知らないふりをするのですか、今、あなたは夢の国ではなくて現実の国にいるんです、ぜひ目を覚ましてください、その耳はいつまで付けているつもりですかと思うけれど、これだけはどうしようもない。

 

嫌なら浦安に住むなよという人がいるかもしれないけれど、ディズニーが好きで浦安に住んだわけではないし、浦安の本当の魅力はディズニーではないと思う。 

 

けれど、この時間になるとさすがに新浦安駅も人が減ってくる。

  

駅の改札を出て、駐輪場に向かって歩き始めた時、駅前のスペースで、以前、お見かけしたお兄さんの姿があった。

 

東西線の浦安駅前でストリートライブをやっていたお兄さんだ。こういう記事を書いたことがある。

 

深夜の東京メトロ東西線の浦安駅前で運が良いと出会えるお兄さんの歌声は、疲れた父親の心を癒してくれる。Fly Me to the Moon がお気に入り

 

彼の歌声は本当に素晴らしくて、聞いていて心にまで響く感じだ。

  

彼が歌っている姿を見ていると、独身時代、都内のストリートで歌っていた頃の阿部芙蓉美さんの姿を見かけて感動した思い出を回想してしまったりもする。

 

彼女の歌声を聞いたのは新宿駅の辺りだったろうか。

 

あの当時の自分には仕事以外に人生の目標というか、そういうものが見当たらなくて、結婚できればいいなくらい。

 

妻や子供といった守るべき存在もなかったし、時間的に余裕があって自由だった。

 

けれど、将来の希望もあまりなかった。今から考えると気持ち的にはドン底だったかもしれない。

  

人混みを抜けようとしていたら、もの凄く美しい声が耳に入って、振り返ったらサラ・マクラクランさんみたいな歌い方をする女性が歌っていた。

 

「群青」という曲だったはずだ。

 

この人には非常に高い能力と独創性があるのだから、ストリートじゃなくて、もっと評価されてもいいのにと思った。

 

その気持ちは今でも持っている。

 

彼女はその後、シンガーソングライターとして立派に成長して、何枚ものアルバムをリリースして、ファンも多い。

 

あまりプロモーションに恵まれていないようで、最近、アクティビティが減ってきた気がするけれど、彼女の実力を知っている人は知っている。

 

彼女の歌声で励まされたり、癒されて元気になった人はたくさんいるだろうし、歌手の実力というのは必ずしもアルバムの売り上げとは相関しないと思ったりもする。

 

そういえば、阿部芙蓉美さんは最近、ツイッターアカウントを削除したそうだ。

 

その気持ちも分かる。

 

自分はツイッターが苦手だ。使ったこともないし、見ることさえ苦手。

 

理由は、、、

 

疲れるから。

 

阿部芙蓉美さんのインタビューにも同じ気持ちが掲載されていたが、本当に疲れる。

 

リアルタイムで自分の思ったことを発信できるのは便利だ。

  

けれど、不満とか攻撃的な一言とか、そういった言葉が飛び交ったりもする。人の心というのは思ったよりも深くて、リアルな場面で目にする一面とはかけ離れていたりもする。

 

それで何か解決するのかと思いはするし、それも本人の自由なのだけれど、なるほど、その人の頭の中はそうなっているのかと思う時がある。

 

ネットではその人の内面が外に出るわけだし、否定はしない。

 

けれど、ホームページやブログであれば、もう少し深くまでその人の考え方を知ることができるのだけれど、ツイートだけでは何が言いたいのか分からなくて、画像とかコメントのインパクトで頑張っている感もある。

 

ネット上での繋がりであっても色々な人間関係が生まれたり、間合いを近づけるとお互いに傷つく感じがするし、疲れる。

 

なので、このブログは他のネットユーザーと全くリンクしていない。見たい人だけがやって来てくださる。

  

便利な世の中だけれど疲れる世の中になった。

 

とにかく疲れた。

 

そして、ネットから離れたリアルな世界の大切さが分かる感じになってきた。

  

阿部芙蓉美さんの曲の場合には、そういった虚無感も包含している気がして、すごくリラックスできる。心の波長がシンクロする感覚とか、誰かと気持ちを共有できるとか、そういった雰囲気。

 

浦安の歌のお兄さんの場合には、彼女とは方向性が全然違う。常に前向きで、明るくて、励ましてくれる。

 

それと、彼のストリートライブの質は明らかに普通のストリートミュージシャンと違う。

 

新浦安駅前では、たまに若い人達が歌っていることがあるけれど、ギターをかき鳴らして大声を出す感じだったり、とてもじゃないが立ち止まって聞こうと思えない時がある。

 

しかし、そのお兄さんの歌であれば、コーヒーを片手に何曲でも聞いてみたいと思うし、お金を払って聞かないと申し訳ない気持ちになる。それくらい上手い。

  

ご本人にお声掛けして、うちのサイトでご紹介させて頂くことになった。

 

組み立て式のスタンドを立てて、スピーカーをセット。

 

スタンドの近くにお金を入れる袋が置いてあるけれど、お兄さんはあまりお金を儲けるつもりがない、、、というか、そのために歌っているわけではないようだ。

 

ぜひお話したいと思って、お金を入れにいくと、「いえ、あの、結構です」と言われてどうしたらいいかと立ち止まる。

 

では、彼は自分のプロモーションのために歌っているのか?

 

だったら、もっと人がたくさん通る新宿とか池袋とか渋谷の駅前で歌うだろうし。

 

おそらく、このお兄さんは歌うこと自体が好きで、浦安のことも好きで、市民の皆さんを元気にするために歌っておられるのだと勝手に思い、勝手に感動し、勝手に感心した。

 

素晴らしい若者だ。

 

ということで、そのお兄さんにお名前をお尋ねした。

 

吉田純也さんというお名前だった。

 

そして、吉田さんは、誰に向って歌うわけでもなく、実に気持ちよさそうに美声を響かせる。

 

洋楽のスタンダードナンバーが多くて、英語で歌っている。すごく上手い。

 

歩いている市民が、ふと足を止めて聞き入ってしまうくらいに上手い。

 

「お兄さん、こんなに歌が上手いのだから、歌手になったらどうですか?」と尋ねてみた。

 

すると、「はい、歌手なんです。ディズニーでも歌っています。本格的にストリートをやっていなかったんですけどね」という言葉が返ってきた。

 

そりゃそうだと思った。もの凄く上手い。ありえないくらいに上手い。

 

しかも、実際に話をすると気づくのだが、彼の場合には歌だけではなくて、声質そのものが素晴らしい。そして、話し方がとても前向きで楽しくなる。

 

なので、彼はラジオやイベントのMCとか、映画の声優でも活躍できると思った。

 

浦安市にはマスコミ関係者もたくさんお住いだ。ぜひ、彼の美声を全国に届けていただきたいと思った。

 

家に帰ってネットで調べてみた。

 

東京ディズニーシーの15周年コンサートでも、吉田純也さんが歌っていた。

 

自分は浦安市民で、浦安にはディズニーがあって、けれどディズニーのことがあまり好きではなくて、ディズニーがあって良かったと思ったことがあまりない。

 

観光客が押し寄せてきて、駅の構内がとても混み合うし、疲れる。

 

けれど、評価されるべき優秀な若者をきちんと評価して、チャンスを用意したオリエンタルランドを大絶賛したい。

 

そういえば、浦安には、「浦安に住みたい!」というご当地ブログがある。とても密な情報をリアルタイムで発信してくださっていて、浦安市のプロモーションにも貢献されている。

 

このブログのエースブロガーの今泉さんや箕輪さんに、吉田純也さんのストリートライブをフィーチャーしてほしいと思う。

 

しかも、吉田純也さんは木場駅の近くで歌のレッスンをしてくださっているようだ。

 

彼のように歌うことができればいいなと、チラシを一枚もらってきた。喜び勇んで妻に見せたところ、あまりレスポンスはなかった。

 

それにしても彼のストリートライブは心が元気になる。実力がある人が正当に評価される時代がくればいいなと思う。

 

ところが、吉田さんは忙しいようで、浦安駅前で歌っていた時のように頻繁にストリートで歌えないようだ。

 

新浦安駅前でも二回くらいしかお姿をお見かけ出来ていない。どうすれば彼のストリートライブを聴けるのだろうか。

 

ネットで検索してみた。

 

彼の予定がツイッターやフェイスブックで情報発信されていた。

 

そうか、SNSというのはこうやって使うと便利なのかと再認識した。

 

たぶん、これがツイッターやフェイスブックの正しい使い方なのだと思う。

 

見ていて疲れないし。