浦安の子どもたちを交通事故から守るためにはどうしたらいいのか? 亡くなった小学生たちのことを、僕は忘れない。

 

2016年3月21日

 

こんばんは。

 

ヒノデダッズムの僕です。

 

3月は、自分が住む街、浦安について考えます。

 

浦安市はとても便利で住みやすい街ですが、僕が浦安に引っ越す前、どうしても気になっていたことがありました。

 

妻がリラックスして生活できる場所を尋ねて、それが浦安だったということは分かるのです。でも、僕にとって、この街が本当に子育てをする上で適した環境なのか、今でも不安に感じながら生活しています。

 

それは、あまりに多い自動車の交通であり、荒く感じる市民の自転車運転です。

 

この二つは、浦安の街づくりにおいて生じたことだと思いますし、切り離して考えることだと思います。

 

どちらも重要な課題ですが、自転車の場合には、自動車よりも対応が容易だと思います。むしろ、市内を走っている自動車について、僕は、とても気になりました。ここでは自動車について考えます。

 

陸橋を隔てた海側の地域、いわゆる新浦安では、とにかく車の数が多いです。朝夕は大変な数の自動車が引切り無しに通行しています。

 

僕が特に気になったのは、大型車の通行です。ディズニーの近くに鉄鋼団地という工業エリアがあって、それが浦安の誉れのようにネットに情報を発信している人がいるけれど、すっごい数の大型トレーラーが市内に入ってきます。

 

また、鉄鋼団地だけではなくて、千鳥に物流センターがあるようで、大型トラックも走ってきます。さらに、開発とか復旧作業の工事のためか、大型のダンプも走ってきます。

 

僕が引っ越す前に悩んだのは、鉄鋼団地を行き来する大型トレーラーでした。鉄鋼団地の事業所の皆さんとしても生活がかかっているだろうし、街の発展の中でそうした場所に工業エリアが出来てしまった。それは仕方がないことだと思うのです。

 

ただ、これは危険だなと思います。

 

僕は以前、入船交差点で右折する大型車に、若い女性が自転車に乗って横断歩道を渡ろうとして巻き込まれる光景を目撃しました。どう考えても減速して停止するだろうという状況で、かなり無理に大型車が曲がろうとしていました。

 

その女性は自転車の転倒の勢いで大型車から離れた場所に転んだのですが、自転車は大きなタイヤの下でした。

 

そこから、運転手さんがすごく慌てた様子で車から降りてきたのですが、僕の視線はとても冷ややかでした。

 

当時、このような大きな道路を、生まれてくる子どもたちが横切らないように美浜東エステートに引っ越してきました。

 

なぜなら、この団地の裏手に美浜北小学校があったので、敷地の目の前の横断歩道を渡れば、小学校に行けると考えたからです。

 

でも、保育園の申込をしたら、かなり離れた日の出保育園に決まってしまったので、仕方なく日の出地区に引っ越しました。僕自身も、子供を乗せた自転車で美浜地区から日の出保育園の子どもの迎えに行って、交差点で危ない目に遭うことがありました。

 

日の出地区の場合には、シンボルロードという大きな通りを横切らなくても、小学校に通えます。けれど、日の出地区って、小さな道路でも普通車とか業務用のトラックがかなりのスピードで走っているので、かなり心配です。

 

浦安の中で、こういった交通の危険に気を遣わずに生活できる場所って、どこにあるのだろうか? 道路がたくさんありますし、どの道路でも自動車が頻繁に走っていますから。

 

そして、今、どうなっているのかというと、美浜地区の子どもの数が減ってしまったので、浦安市としては、美浜北小学校を閉校しようという話が進んでいるようです。

 

子どもが減って、コストの点で維持できないというのも分かるんですが、そうなると、入船北小学校の学区に続いて、美浜北小学校の学区の子どもたちが、大きな道路を横切って遠くの小学校に通うことになります。

 

「それくらいの距離、歩けばいいだろ!」というシニアの方々がおられるかもしれませんが、安全だけの話ではなくて、そういった場所に保護者世代が住んでくれないかもしれません。

 

そうなると、入船地区や美浜地区の世帯の年齢層はさらに上がって、若い人がいなくなるんじゃないかと。

 

この状況というのは、浦安の発展と密接な関係にありますし、それを否定するつもりはありません。あまりに複雑に課題が絡み合っているので、僕の頭の中では糸口を探せずにいました。

 

特に、浦安市が、この課題についてどのように対応しているのか気になりました。

 

それを実感したのは、最近のことでした。新浦安駅の近くに入船地区という場所があります。この付近では、少子高齢化が進んでいて、入船北小学校という学校が閉校になりました。

 

浦安市的には、入船地区の小学校を統合という言葉を使っていますが、閉校ですよね。美浜北小学校の閉校の検討については、あまりオープンになっていないようなので、それを知らない子育て世帯も多いかもしれません。

 

本質はそこではないと思いました。

 

どうして、そのエリアで子どもが減ったのか。子育て世代が住みよい環境になっていたのかどうか。古い団地が多いけれど、その良さもあるのだし、きちんとプロモーションをやっていれば、こんなことにはならなかったかもしれないと思いました。

 

子どもが減っている、困った、困った。跡地はどうする、これがいい、それがいい。僕は、そういった流れに疑問を感じます。このエリアの良さというのはたくさんあるのだし、浦安市内で人口が減っている場所がこのエリアなんです。

 

その魅力をきちんと確認して、子育て世帯を呼んでくるというスキームが大切なのだと思うのです。そういったアクションプランがはっきりしないと思います。

 

朝、新町エリアの日の出地区から新浦安駅に向ってシンボルロードの歩道を自転車に乗って通勤すると、閉校になった入船北小学校の学区の方から、ランドセルを背負った小学生たちが歩道を横切って歩いて来ます。

 

ランドセルにカバーをかけている子どもたちもいます。小学校低学年でしょうかね。入船中央交差点かな。あの付近です。

 

シンボルロードというのは、新町エリアから中町エリアの中心を通る大きな道路です。歩道の幅も広いのだけれど、自転車に乗った新町エリアの市民が、かなりのスピードで走ってきます。

 

興味がある人がいれば、朝、ホテルエミオンの近くの交差点で立ってもらえば分かります。老若男女、様々な市民が自転車に乗って走ってきます。赤信号を無視して歩道を通過することも多いです。バスの本数が足りなかったり、ラッシュ時は満員だったりするので、自転車に乗ってスピードを上げるのかもしれません。

 

そして、その勢いのままで新浦安駅の方に向って自転車で走っていくので、当然ながら、入船中央交差点にて、小学生の通学路とラインがクロスします。

 

子どもたちが自転車に乗った大人にはねられるのではないかと、何度見ても緊張します。

 

小学生たちは、そこから大型のトレーラーやダンプカー、トラックが走る道路の横断歩道を渡って、統合された入船小学校に通っています。

 

誘導員みたいなシニアの方々が立っておられるのですが、あまり積極的に子どもたちを守ろうとしているようには感じられません。

 

いえ、誘導員の皆さんとしても言い分があるんです。市がお願いしているシルバー人材の方にお話を聞いたら、浦安市から市民への声掛けは慎重にとか、積極的に誘導しないようにという指示が来ているんだそうです。

 

そもそも、これだけの通行量がある道路や歩道において、シルバー人材で対応できるかどうか。僕としてはとても大変だと思います。

 

小学校が閉校するのは仕方がないと思うけれど、子どもたちの通学路での安全を守るというのは、浦安市として当然のことだと思うし、入船小学校側としても責任がないとは言えないわけです。

 

そして、入船小学校の保護者の方が、交差点に立って旗を振っていたりもします。考えは人それぞれだろうけれど、僕は、その光景を見て気の毒に思いました。

 

行政というのは、子どもの安全を守るということを最優先にしてほしいし、大人が子どもを守るのは当然のことだと。

 

けれど、浦安警察署の交通課の皆さんが、毎朝、現地に立って誘導できるくらいの余裕があるのかどうか、それも悩みました。僕は東京に住んでいたので、警視庁の警察官の皆さんの凄さを知っています。僕はとても安心でした。

 

濱嘉之さんの小説でも紹介されていたと思いますが、警視庁と千葉県警では人員も予算も大きな差があるのでしょうね。実際、浦安警察署の地域課の警察官の方とお話することがありましたが、それでも精一杯頑張ってくださっているそうです。

 

では、入船小学校の先生方が子どもたちの安全を守ることができるのか? おそらく無理だと思います。毎日の授業の準備もありますし、おそらく、その余裕はないです。

 

では、入船小学校のPTAが子どもたちを守ることができるのか? 無理ではないけれど、やはり厳しいと思います。入船北小学校の学区だった場所の保護者の数が少ないし、少ないからこそ閉校になったのですから。

 

そこで、浦安市の交通安全課に電話をかけてお尋ねしました。

 

浦安市としては、標識とか看板を設置したり、シルバー人材の誘導員を配置しています。警察とも連携して交通安全についての協議会を開催したり、交通安全教室を開いたり、実際に市職員が交差点付近に立ったりと、できる限りの対応をしているようです。

 

「そんなことを言わずに、もっと頑張ってよ!」と思うかもしれませんが、詳しく話をお聞きしてみると、自転車にしても、自動車にしても、そういったことについての条例が少ないようです。

 

条例が少ないというか、大型車から市民を守るような条例自体がないようです。

 

これでは、市の担当課としてもこれ以上の対応が難しいと思います。そうなると、市議会の話になってきますが、今の市議会において、そうした条例をつくるだけの馬力があるのか?

 

浦安町議会から定員が1名しか増えていない状況なので、市議会の皆さんも大変だと思うのです。彼ら、彼女らは、できる限り市民の声を行政に伝えてくださっているのだけれど、さすがに厳しいなと。

 

この状態で、市民が議会に陳情を出して、本当に課題が解決するのだろうかと悩みました。過去に、子育て世代の市民が入船地区の交差点での歩車分離式信号について陳情を出したことがありましたが、議員配布という結果になっています。

  

しかし、市議会としては、歩行者と自動車を分離する信号を設置することに賛成したとして、もしも交通渋滞が起こったら市民から指摘されるかもしれないし、そもそも、千葉県の対応になるので、市議会の力で歩車分離式信号機を設置できるのかということも考えてしまったのかもしれません。

 

ここで、入船北小学校の閉校に伴う子どもたちの安全について、一度、話を整理してみます。この課題では、小学生たちが歩道を横切る際に走ってくる自転車への対応と、そこから横断歩道を渡る際の大型車等の自動車への対応が必要になってきます。

 

この二つが入ってくるので、非常に難しいです。通学路の途中に大きな道路が挟まった形になるのは良くないのですが、閉校してしまった以上は元に戻せません。そうなると、現状から何とかするしかありません。

 

自転車については、交通安全課の枠を大きく超えてしまうけれど、要は、自転車の勢いを抑えればよいのだから、色々と手段があると思います。

 

一方、大型車等の自動車への対応については難しいです。それは、市役所や、浦安警察署にとっても大変難しい課題だと思います。

 

このケースに限らず、「通学路に横断歩道や信号機を設置してください!」という要望は浦安市内の保護者がたくさん出ていると思います。特に、信号機の設置についての要望が多いと思うんです。

 

けれど、浦安市内の道路というのは、市が全て管理しているわけではありませんよね。大きな道路は千葉県が管理しているそうです。県道とかって言うでしょ?

 

信号に関しては、浦安市の担当ではなくて、千葉県警の担当なので、当然ですが、浦安市の財政力がいくら高くても、気楽に信号を増やすことはできません。

 

歩車分離式信号については、色々な理由があって実施できないことがあります。それは、予算だけではなくて、渋滞のことを考えてしまったり、様々なことがあります。

 

要望を出しても、長い長い順番待ちに並ぶことになると思います。千葉県の面積や財政力を考えると、次々に信号機を設置するのは大変だし、古くなった信号機もたくさんあります。

 

死亡事故が起こった際には、「人が亡くなってからでは遅いだろ! 人が亡くならないと信号機を設置しないのか!」といった市民の不満を日本中で耳にすると思います。それは、人が亡くなってから信号機を設置するという話ではなくて、死亡事故が起きた場合には、その場所の危険性の点から順番が先になるのだと思います。

 

浦安市としては、警察や県に要望を出す形になりますが、市民が交通安全課に問い合わせて、市職員が「それは県の担当なので、、、」といった言葉を口に出した瞬間、市民のボルテージが上がってくると思うのです。

 

気の毒だとは思います。

 

浦安市の行政としては、市内の子どもたちの交通安全について、あまり大きな解決策を打ち出せない状況なのかと思いました。あくまで私感ですが。

 

けれど、子どもたちを守るという点において妥協してはいけないです。たとえ無理だと分かっていても、考え続けることが大切だと思います。

 

子どもたちを交通事故から守ろうとした入船地区の一人のお父さんと、一人の警察官の話

さて、少し前の話をします。

 

僕は、浦安保育フォーラムという、公営保育園の父母会の連絡会の役員をしていました。別になりたくてなったわけではなくて、当時、父母会の役員がポイント制だったので、なり手がなかった役員を引き受けることになりました。

 

そして、浦安保育フォーラムの役員になってみると、それまでのデジタルデータの管理があまりよろしくなくて、色々なところにデータが散らばっていたり、まとめて圧縮されてレンタルサーバに入れられていました。

 

そのデータを解凍するのが一苦労でして、メールボックスのデータも一緒にまとめられていたようで、コンピューターウイルスまでが入っていて、ほんと、大変でした。それぞれのファイルを丁寧に保存していく作業を行っていると、一つのワードファイルに目が留まりました。

 

それは、かなり前の浦安保育フォーラムの会長を歴任されていた一人のお父さんが、浦安警察署の署長に宛てた要望書でした。平成20年、つまり2008年の頃の要望書です。趣旨の部分だけご紹介します。

 

【要望書の趣旨】

浦安市内の交通事故に対して特に危険な交差点(例えば富岡交差点や入船中央交差点等)において、交通事故から市民(特に子ども・高齢者)の生命を守るため、「歩車分離式信号」を増設してください。

 

40代から50代の保護者の方ならご存じかもしれません。入船地区にお住いのお父さんです。浦安市内の小児外科が減ってしまうかもしれないという時にも、彼は浦安保育フォーラムを率いて市役所に要望を出したり、市議会に陳情を出してくださいました。

 

彼のように大所高所から、街のこと、特に、子どもたちの安全を考えて行動できる気骨のある父親って、浦安には少ないと思います。というか、僕の周りでは見たことがありません。

 

彼はフォーラムの先輩ですし、メールでやり取りさせて頂くこともあります。浦安全体の子どもたちのことを考えて行動できる素晴らしい方です。彼はその後、浦安市立小中学校PTA連絡協議会の会長もお務めになりました。

 

また、少年野球の監督として、子どもたちにスポーツを教えてらっしゃるとお聞きしました。

 

ほら、公営保育園では、今、おむつを保育園で廃棄してくれるでしょ? 以前は、おむつを保護者が持ち帰るというルールがありました。それはあんまりだということで、彼が中心となって浦安市に要望を出してくださって、浦安市が応じてくれました。

 

病児保育施設とか病後児保育施設の設置についても浦安市に要望を出したり、保育だけではなくてたくさんの市民の声を市議会への陳情の形として提出してくださいました。

 

そして、この要望書を読み進めて、僕は心が苦しくなりました。彼が代表となって、浦安の保育園保護者が要望書を出したきっかけとなったエピソードです。

 

後でご説明しますが、この要望書の中には、浦安市内で大型車にはねられたり、巻き込まれて亡くなった二人の小学生のことが書かれていました。

 

その要望書を見た時、この浦安は、必ずしも夢の国がある華やかな街ではなくて、色々な課題があるのだと思いました。

 

けれど、周りを見渡すと、自分の世帯のことを考えているお父さんたちが多かったり、保護者活動でのイベントで頑張ることはあっても、そういった街の課題について、つまり、浦安全体の子どもたちのことを考えて動けるお父さんが少ないと思いました。

 

そして、自分の子どもが小学校に入学する時期になりましたが、街を見渡してみると、そして、旧入船北小学校の学区の子どもたちの通学風景を見ると、必ずしも浦安市は子どもたちを全力で守っているように感じられないのです。

 

もちろん、ご尽力くださっていることは分かるし、感謝もしているのですが、何か行き詰った感覚を覚えます。

 

けれど、僕のような父親が色々と悩んだところで始まりません。とにかく、交通安全についての情報をネットで集めて勉強していました。すると、とある記事に目が留まりました。

 

それは、千葉県警の交通部長が2015年10月に退職されたという記事です。僕はそのお名前を拝見して、さらに心が辛くなりました。

 

http://mainichi.jp/articles/20151025/ddl/k12/010/084000c

 

その交通部長さんのお名前は中山邦文さんでした。「あれ?」と何かを思い出して、先ほどの要望書の宛名の当時の浦安警察署の署長さんのお名前を確認したら、やはり、中山邦文さんでした。

 

同姓同名かもしれないし、僕の勝手な推測なのですが、ご自身が署長の時に市内で小学生が亡くなるというのは、より大きな悲しみがあったと思います。

 

市内で事故があって、小さな命が失われる。警察官の皆さんだってショックだし、悲しいと感じるはずです。自分たちが何とかしていれば守ることができたのではないかと。

 

警察の人事のことは全く分かりませんが、彼の心の中では、その当時の小学生の死亡事故のことを決して忘れることなく、ずっと脳裏に刻まれたままだったと思います。

 

その状態で、交通部長を務めておられた時のお気持ちを察すると、とても辛かったと思いました。そして、そのまま警察官としての人生を終えられたのではないかと。当時の資料もご紹介します。

 

https://www.police.pref.chiba.jp/trouble/hakusyo/pdfs/h25/resume_all.pdf

 

そして、彼がご勇退された直後の2015年12月。

 

浦安市内の県道で、浦安市民の女性が自転車で横断歩道を渡っていて、大型トレーラーにひき逃げされてお亡くなりになりました。

 

彼女は耐えられない苦しみを受けただろうし、さぞかし無念だったろうと思います。ご家族様のお気持ちを考えると、とても辛くなります。

 

中山さんは、この報道をどのような気持ちで見つめておられたのか、そして、浦安警察署の皆さんは、どのような気持ちなのか。きっと、感じていることは同じだと思うのです。

 

浦安市内を走る大型車については、もっと抜本的な対策が必要だと思います。

 

浦安市内で亡くなった子どもたちのことを、僕は忘れない

これ以上、書き進めるのは辛いのですが、続けます。

 

ご家族のご心痛も考えると、ネット上で考えることがどうなのかと思ったのですが、市議会議員のブログや、市議会の過去の会議録で公開されるよりも、浦安市内の保護者たちのサイトでずっと大切に残しておいた方がよいと思いました。

 

僕、思うんです。

 

浦安の行政とか議会って、その時点の話題に注視して追っかけるんじゃなくて、過去を忘れず、現在を受け止めて、未来を考えることが大切なんじゃないかと。

  

子どもが亡くなるって、そんなに軽いことなんですかね。

 

男性と女性が出会って、一緒に生きていくことを決めて、たくさんの人たちに祝福されて結婚して、子どもを授かって、たくさんの人たちによろこばれて子どもが産まれて。

 

ご両親が一生懸命に育てて、やっと育ってきて、これからという時に、自動車にはねられて亡くなる。

 

 

「こういった事故は、行政や議会というよりも、僕たちのような子育て世代がもっと考えて、自分達で浦安市に声を伝えれば防げたことじゃないのか?」って。

 

事故が起きてからじゃなくて、起きる前に何とかしなくちゃいけないでしょ?

 

僕たちの世代にファンが多い俳優の松田優作さんは、生前、このような名言を残されました。

 

「人間は二度死ぬ。肉体が滅びた時と、みんなに忘れ去られた時だ。」

 

浦安の発展の中で亡くなった子どもたち。

 

浦安で忘れ去られてしまうのだろうか。身体はなくなったかもしれないけれど、この街で忘れ去られたら、あまりに悲し過ぎます。

  

このブログなら、より多くの浦安の保護者の皆さんが見てくださるだろうし、保護者自らが子どもたちの安全を守ろうという気持ちになるかもしれないと思います。

 

亡くなった子どもたちは、大人の都合に巻き込まれて、とても無念だったろうけれど、浦安の子どもたちを守ってくれる存在になると信じます。

 

これから、詳しく話します。

 

僕が知る限り、浦安市内では、過去に3人もの小学生の命が自動車事故によって失われています。

 

この文章をご覧になった保護者の皆さんは、ご自身のお子さんを見つめてみてください。

 

僕は、交通事故にあった方の怪我がどのようなものかを知っています。交通事故に遭って亡くなった方の身体がどのような状態かを知っています。

 

ご家族様がどれだけ悲しむのかを知っています。

 

浦安市役所の方々とお話すると、標識をつくります、看板を立てます、それは警察の担当です、それは千葉県の担当ですと、何か他人事のような、言い訳のような印象を受けます。

 

もちろん、担当課の業務としてはそれが精一杯だということは分かりますが、実際に子どもたちが事故に巻き込まれるということの深刻さをもう少し真正面から受け止められてはいかがかと思います。

 

情報源は、浦安保育フォーラムの資料や浦安市議会の会議録のデータベースなどです。浦安市議会のデータベースは、Googleのクローラーが入り込めないようで、一般的なネット検索ではヒットしません。しかし、浦安市内の情報を集める上では有用です。

 

浦安市議会公式サイト | 会議録検索

http://www.kaigiroku.net/kensaku/urayasu/urayasu.html

 

その他、市議会議員のブログにも情報が掲載されていますが、僕はそういった議員をご紹介しません。

 

一件目の事故は、浦安市の新町エリアにある高洲地区で起こりました。今から約10年くらい前の平成18年(2006年)9月16日という記録が残っています。

 

市議会のデータベースには、「高洲地区の一丁目、二丁目、三丁目が交わる高洲北小学校とコンビニエンスストア前の交差点で小学生が交通事故に遭い亡くなったという悲しい事故」と記録されています。

 

同じ時期に浦安保育フォーラムから浦安警察署に提出された要望書には、このように記載されていました。

 

「平成18年には高洲の交差点で、小学2年生の男児が左折してきた普通トラックの左後輪に巻き込まれ間もなく死亡しております。」

 

おそらく、同じ事故の話だと思います。

 

高洲地区の交差点で、小学校2年生の男の子が普通トラックに巻き込まれるというのは、同じ保護者として深い悲しみを感じます。もう、どう表現していいのか分かりません。しかも、大型トラックではなくて、普通トラックと書かれています。市内にはたくさんのトラックが通行しています。それは10年後の今でも変わりません。

 

 

二件目の事故は、中町エリアにある富岡地区で起こりました。

 

浦安保育フォーラムの資料には、このように書かれていました。

 

「平成19年9月14日午後3時頃、富岡の交差点で、小学校4年生が、横断歩道を歩行中、左折してきた大型トラックにはねられ死亡するという傷ましい事故がありました。」

 

富岡地区での小学生の死亡事故については、ネット上にたくさんの記事があります。事故は富岡3の交差点で起こりました。お亡くなりになったのは、見明川小学校4年生の男の子でした。

 

この事故で僕がショックを受けたのは、男の子はきちんと横断歩道を歩いていたのに、運転手のミスではねられたという点です。しかも、当時の情報を集めてみると、シルバー人材の誘導員が2名いたそうですが、守れなかったそうです。

 

本当に悲しい出来事です。きちんと歩いていたのに。痛かっただろう。苦しかっただろう。何度も心の中で助けを求めていたことだろう。何も悪いことをしていないのにと。

 

 

三件目は、元町エリアの北栄地区で起こりました。

 

市議会のデータベースでは、このように記録されていました。

 

「2009年12月14日、北栄四丁目の交差点で、小学生がタクシーにひかれて死亡するという痛ましい事故が発生いたしました。」

 

当時、その交差点には信号機が設置されていなくて、市民からの要望はあったのに、間に合わなかったようです。

 

以前、タクシーに乗った時、その会社の運転手さんからもお話をお伺いしました。学年や性別も知っていますが、公開されていないようなので情報を伏せます。確かに、その場所に信号機があれば、この事故は起きなかったかもしれないと、僕は思いました。

 

事故でお亡くなりになった子どもたちのご冥福を深くお祈りいたします。また、ご家族様、ご親戚様の深い悲しみをお察しいたします。

 

こんなに悲しい出来事は決して忘れてはいけないし、まるで何もなかったかのように風化させてはいけないと思います。

 

一人の父親の力なんて小さなものだけど、何もしないよりは意味があると考えて、とにかく悲しみを忘れないように、複雑で解決が難しい内容だけど、諦めることなく課題と向き合いたいです。

 

 

浦安の子どもたちを交通事故から守るためには、どうすればいいのか?

 

それでは、浦安の子どもたちを交通事故から守るにはどうすればいいのか、僕なりに考えます。

 

まず、浦安市の対応から考えます。高洲地区の事故について、市議会議員から指摘があった時の市の対応は、以下の通りでした。

 

安全対策につきましては、警察との連携が必要であるが、どのような対応が行われているかということでございます。安全対策のうち、市民要望が多いのが信号機と横断歩道の設置です。

 

これにつきましては、県公安委員会の権限事項でございますので市から浦安警察署を通じ要望し、公安委員会に要望することとなってございます。信号機につきましては、残念ですが、全県下で1年に100機弱程度しか設置できないというのでなかなか要望におこたえできないのが実情でございます。

 

次に、市で安全対策としてできることはということでございます。このことにつきましては、カーブミラーの設置、学校周辺での「文あり」などの路面標示、「飛び出し注意」などの看板の設置、駐車対策用のポールの設置、交差点事故防止のカラー舗装や道路発光鋲などで対応しているところでございます。

 

小さな子どもがお亡くなりになったのに、なんだか他人事みたいな答え方になっていると感じるかもしれません。回答内容を市役所でつくって、その原稿を読むという形式が多いし、言質を取られないように気を遣うというのもあるのかもしれませんが。

 

交通安全課に問い合わせてみましたが、同じような内容でした。標識とか看板、交通安全教室、警察とタイアップした話し合いや見回りなど。現状ではこれで精一杯だと思いました。

 

とはいえ、僕自身、あまり革新的なアイデアが出ませんでした。あまりに相手が大きすぎます。

 

これだけの交通量では、警視庁でさえ大変だと思うのです。浦安警察署の皆さんが朝夕に浦安市内に配置されて見守るというのは、どう考えても無理だと思います。

 

では、できる限り市内に信号機を設置してもらうというのも、千葉県の状況を考えると困難です。千葉県は浦安だけにあらずですから。

 

では、浦安市が条例を作って、特定のルートしか大型車が交通できないようにしたらどうなのか?最近、入船地区と日の出地区の間の道路が整備されていますが、ここだけを通行するというのは、可能なのか?

 

無理ですね。高洲地区の事故は普通トラック、北栄地区の事故はタクシーによるものです。商用車が原因になって死亡事故が起きているけれど、浦安市民が運転する普通自動車による事故のリスクもあります。

 

ただ、市内を走る大型トレーラーについては、僕自身がはねられそうになったこともあるし、スマートフォンを見ながら運転しているドライバーの姿を見かけたことがあります。

 

まず、鉄鋼団地の交通対策委員会に電話をして確認しました。加藤さんという委員の方とお話させて頂きました。

 

富岡地区の事故を起こした運転手は鉄鋼団地の組合員の会社の従業員だったそうです。

 

加藤さんは、今でも当時の事故のことを片時も忘れていないそうで、鉄鋼団地の組合としても、毎月、取引業者に文書で交通安全を呼び掛けたり、毎週、浦安警察署とタイアップしてパトロールしているとのことでした。

 

僕はその電話の前に、入船交差点の横断歩道で大型トレーラーにはねられそうになったことがあったり、大型車の運転手がスマートフォンを見ながら運転していることがあるとお伝えしました。

 

すると、「カーナンバーや会社の名前をご連絡いただければ、組合としても対処します」と、力強くお答えになりました。

 

ただ、鉄鋼団地を出入りする全ての業者を把握するのは大変なことで、スポット的にやってくる運転手の場合には、注意を出すことも難しいと。

 

また、浦安市内を通行する大型車は、必ずしも、鉄鋼団地に関係する車両ではないということもお教え頂きました。工事用のダンプカーや、物流用のトラックというのは、鉄鋼団地と関係ないことが多いそうです。

 

つまり、鉄鋼団地だけをケアしていても、大型車両を運転するドライバーに注意喚起をすることは難しいということが分かりました。

 

ただ、加藤さんとのお話の中で、僕には一つのアイデアが生まれました。浦安市民が、大型車両を監視すればいいのだと。

 

横断歩道に無理に入ってくる大型車のカーナンバーを控えておいて、どこかに相談するような窓口があって、その情報を鉄鋼団地とか物流センター、浦安市役所、浦安警察署などとシェアできる仕組みがあれば、そういった運転をするドライバーさんをある程度特定できるし、その会社から注意してもらうこともできるんじゃないかと。

 

別に、法的に取り締まるという話ではないのです。「浦安を走る時には、浦安市民が監視しているぞ」というシステムを作ると、ドライバーさんたちも注意してくださるだろうし、実際に会社に連絡が入るのもよろしくないですし、その会社や取引先の会社の方々も、少しぐらい荷物の到着が遅れるよりも、安全運転を優先してくれるのではないかと思いました。

 

ただ、通学路の安全については、これだけでは不十分です。

 

このような時は、持つべきものは知り合いだと思いました。日本全国に知り合いがいるので、色々と尋ねてみました。すると、大切なアドバイスがありました。

 

「浦安市って、狭いでしょ?」

 

「浦安市って、お金があるでしょ?」

 

「うちの街には、危ない場所にはプロのガードマンが配置されているよ。浦安ならたくさん配置できるでしょ?」

 

そうか、そうなのかと思いました。つまり、県の予算で通学路などに信号機を設置することができないのなら、浦安市の予算でガードマンを配置すればいいのだと。

 

横断歩道が青になって、子どもたちが通行する前に、派手な格好をしてフエを吹きながら、横断歩道の間に立って、自動車とか自転車から子どもたちを守ってもらえばいいんですよね。

 

シルバー人材の係員がいても、子どもたちを守り切ることができないというのは、富岡地区での交差点の事故で明らかです。2名もの誘導員がいたのに、男の子はお亡くなりになりました。

 

浦安市交通安全課を責めるつもりはないけれど、旧入船北小学校の子どもたちの通学路において、全く同じようなことをやっていると感じました。過去の悲しい事故を反省しているのでしょうか。

 

プロの警備員を市内に配置しても、浦安市の財政力ならカバーできると思いました。防犯の面でも重要です。

 

そして、「子どもたちを絶対に守る」という態度は、浦安市の姿勢を示す上でも大切ですし、市の外の保護者世代に対しても強いメッセージを発信することができます。

 

「でもな、浦安って、そういうことをやってくれるのかな。。。」と悩んでいました。

 

でも、何事も諦めちゃいけないと思いました。

 

すると、僕は、浦安市内のとある小学校の通学路で、警備員のような方が横断歩道で子どもたちを守っている姿を見かけました。僕は感激しました。

 

「そう、そのシステムなんだよ!」

 

さすが浦安市だと、僕はこの街の行政を見直しました。

 

子どもたちを守ることもできるし、高齢者の皆さんを守ることもできます。警備員の皆さんのお力で、市民を守ってもらうというストラテジーは、とても大切だと思いました。

 

また、この取り組みに予算がかかってしまって文句を言う市民はいないと思います。保護者世代は大賛成してくれるはずです。

 

浦安市の皆さん、横断歩道とか通学路で不安な場所があれば、浦安市にお願いしてプロの警備員を配置してもらいましょう。

 

ハコモノなんかより、子どもたちの安全の方が大切だし、子どもたちの安全を守れるのだったら、少しくらい施設が古くても、サービスが減っても、僕は満足です。

 

・・・・・・

 

今、気づきました。

 

涙が止まらなくなりました。

 

浦安市の財政力って、今に始まったことではないですよね?

 

プロの警備員だって、ずっと昔からいましたよね? 最近では、警察OBの社員さんまでいるようです。

 

もっと前から、このシステムを浦安市で始めていたら、3人の小学生たちは亡くならなかったかもしれない。

 

というか、亡くなっていないはずです。

 

以前から危険だと言われていたのだから、交通安全課とかの職員さんたちが、「じゃあ、警備員を配置しましょうか?」と対応してくださっていれば。。。行政というのは人の命を守る存在でもあるんだと学びました。

 

子どもたちが事故に遭わずに、そのまま大きくなっていたら、どんな感じだったんだろう? 将来のことを夢見て、そろそろ進学先を考えたりしていたのだろうか。

 

お父さんやお母さんと色々な場所を旅行したり、毎日、楽しく生活したり。

 

そろそろ、好きな人ができて、恋愛でドキドキしたり。部活動でたくさんの仲間たちと頑張ったり。

 

交通事故って、そういった未来を全て奪い去ってしまいます。

 

現状に満足することなく、交通事故による死傷者ゼロを目指して、行政だけでなく市民も努力していきたいです。