子どもとのコミュニケーションを深めるためにはママがいない状況での旅行が良いと的場浩司さんが言っていたので、父子で夏の北海道・旭川に行く

 

2016年2月29日

 

※ 昨年の初夏の頃のお話です。

 

こんばんは。

 

ヒノデダッズムの僕です。

 

少しずつ暖かくなってきて、春が近いなぁと実感しています。育児中のパパさんたちは、そろそろ夏の予定を考え始めているかもしれません。

 

最近、JR京葉線の舞浜駅のメロディがアナと雪の女王になって、窓から海を眺めていたら、ふと、昨年のことを思い出しました。

 

最近では、イクメンという言葉が浸透したような、浸透していないような。一時期は男性の育児が美徳みたいな風潮があったけれど、実際に育児をしていると何だか不思議なんです。

 

お父さんたちの抵抗感というか、そういうのではなくて、イクメンって、何だか違うんじゃないか的な雰囲気をヒシヒシと感じます。
 

いえ、昭和の頃と比べれば、男性が積極的に家事とか育児をしていると思いますけど、「バリバリと仕事をして、シッカリ稼いで、定時に自宅に帰ってくる」というライフスタイル自体が無理だよっていう男性の気持ちというか、無理をして心が削られるというパターンがある気がするんですよね。

 

自分たちが見た父親とは違う父親像を追いかけることへの複雑な心境もあるし、イクメンというのは二人目のママみたいな感じもあります。実際に子育てをしていると、お父さんたちが持っているイクメンという全体のイメージへの抵抗というか、嫌悪感というか、そういった形に出来ない雰囲気を感じます。

 

イクメンって言葉は、昔のキャリアウーマンみたいに風化するかもしれないなと。

 

でも、イクメンのコンセプト自体は間違っていないと思うんです。勤労人口が減る中で、女性が職場で頑張るようになれば、父親の考え方も変えなきゃなとは思うんです。つまり、お父さんたちの心にグッとくるイクメンじゃない何かを探したいなって思うんです。

 

ただ、男性の育児や家事についての議論は、いつまでも、どこまでも結論が出ない話だと思います。だって、夫婦の形にも色々あるし、家庭によっても状況はそれぞれですし。

 

例えば、毎朝、良かれと思ってお父さんが洗濯物を干すという行為だけでも、「ありがとう!」と感謝してくれるママさんもいるだろうし、「そんなの、わたしの大変さに比べたら当然よ!」と平然とするママさんもいることでしょう。「手伝うよ」と言っただけでムッとする人もいるようだし。

 

そういった難しい話に白黒つけることは大変だなって思います。

 

そんなこんなで消耗しつつ、深夜まで残業をしてヘトヘトに疲れて帰って来て、やはり明日への活力であり癒しになるのは、子どもたちの寝顔です。父親になって良かったと思うし、この気持ちの中に、何か大切なものがあるんだと思います。

 

子どもって、ほんとすぐに大きくなります。産まれたばかりの時、小さな手で僕の指を握ってくれて感動した瞬間から、すっごいスピードで毎日が過ぎていきます。

 

なんだか、うれしいような寂しいような。

 

とある時、、、梅雨の頃だったかな、、、妻から「せっかくだから子どもたちを連れて飛行機に乗って旅行しましょうよ♪」という提案がありました。

 

僕の場合、仕事が忙しくてあまり長期に旅行に行けないので、どうしようかと思いつつ、妻に旅行先を決めてもらうことにしました。

 

「北海道の旭川にアナと雪の女王に出てくるお城みたいな場所があるから、行ってみましょうよ!」とのこと。

 

アナ雪みたいな城が、旭川にあるだとぉおおーーー!

 

なんてこった。僕、ブログをやってますけど、調べ物を除いて、ニュースサイトすら見ませんから、全く知りませんでした。

 

それは行かないといけないです。

 

アナ雪って、お父さんが見ても感動しますよね。旭川って、行ったことがないけれど、なんだか、そういうリアルなお城があるようなイメージもあります。

 

これって、いつ見ても感動しますよね。特に、エルサが両手でリフトしながら、お城をつくるシーン。

 

 

、、、ということで、保育園児の子どもたちを連れて、北海道の旭川に行くことになりました。

 

そして、出発が近づいた頃、妻の口から衝撃的な一言がありました。

 

「あのさ、わたし、仕事の都合があるから、パパが子どもたちを連れて旭川に行ってくれる? 後から合流するから♪」

 

絶句。

 

あの、奥さん、すみません。小学生くらいなら分かるんですが、こんなに手のかかる保育園児たちを連れて、浦安から旭川まで行くって、どんだけ無理ゲーなんだと思いましたが、むげに断ると子どもたちが暴動を起こしそうな勢いです。

 

その時、「Dadism」という本の的場浩司さんのインタビュー記事を思い出しました。この本の的場さんのお話って、日本中の育児パパさんたちに読んでもらいたいです。

 

すっごく勉強になるし、すっごく面白いです。

 

的場さんって、家事も育児も頑張っているけれど、イクメンって感じじゃないですよね。もっとカッコいいお父さんって感じ。

 

たぶんなんですけど、イクメンという風潮が男性の心の中に完全に浸透しないのは、イクメンというギャル語みたいな言葉自体が男の心にグッと来ないということもあるし、外的な評価なんて受けたくないという気持ちがあるのかもしれません。

 

Dadismの裏表紙にはこう書いてます。

 

子育てにルールはない。

 

そうなんですよね。「これからのお父さんは、こうしましょう!」と言われたって、自分の子育てのことで、とやかく言われたくないわいという気持ちがあるんだと。

 

それと、この本の中でインタビューを受けているのは的場さんだけじゃなくて、林家木久扇さんのお話も面白いです。笑点の黄色の人です。

 

笑点ではイジられることが多いキャラですが、実は、彼って、すっごいインテリだったりもします。

 

戦争を生き延びた木久扇さんが、イクメンをもって曰く、、、

 

生きるというのは、そういう芝居みたいな上っ面じゃないんだよね。

 

うーん、深い。

 

父親が家事や育児をやって、家庭を大切にすることが間違いかというと、そうでもないです。イクメンというイメージが父親の心に響かないというか、何か無理をしていて、何かが違う気がします。

 

そういったモヤモヤをズバッと斬ってくださいました。そうか、イクメンの風潮って、父親的な目線ではそうなのかもしれない。だから、お父さんたちの心にグッと来ないんじゃないかと。

 

男の人の心って、周りから何かを言われて、「ハイ、分かりました」で動かないと思うんです。ほら、こう、内なる力というか、モチベーションが大切だなと。

 

そもそも、「家庭を大切にしつつも、生き方がカッコいい」というお父さんのイメージがつきにくいんじゃないかと思うわけです。

 

漫画とか映画で出てくるキャラクターでも、その多くが家庭を大切にしていないどころか、独身の人が多いですし。

 

仕事も頑張るし、家庭も大切にする。そういったリアルなお父さんがいれば、お手本になります。しかも、父親目線だと、そのお父さんに憧れてしまうくらいにカッコよくないといけないです。

 

そういった存在を探してみると、的場さんなんじゃないかと思うんですよね。

 

いえ、リアルなイクメンさんたちは、たくさんいると思うんですよ。サイボウズの社長さんとか、病児保育の団体の代表さんとか、ファザリング何とかの代表さんとか。

 

あくまで私感ですが、父親として彼らを見ると「スゲー!」って思うし、絶対に真似できないくらいのレベルなんですが、ほら、こう、心の奥底から「ウワッ! マジでカッコいい! あんな風になりたい!」って思うかと言うと、思いませんね。

 

的場さんならカッコいいです。

 

的場さんは先ほどの本のインタビューで、「父親が家庭を大切にするのは、義務とか責任とかじゃない、本能なんだよ」っておっしゃってました。

 

そうか、本能なのか。

 

確かに、浦安にはすっごく家庭を大切にして、仕事もバリバリとやるお父さんたちがたくさんおられますが、「僕、イクメン♪」という感じがしないんです。

 

不思議だなって思って、とあるお父さんに「イクメンですね」と誉めたら、「イクメンって呼んでほしくないね。こういうのは本能みたいなもんじゃないかな」と答えられて、「ああ、そうかもしれない」と感じたことを思い出しました。

 

一生懸命に仕事をしてお金をもらうということも、家に帰ってきて奥さんや子どもを大切にするということも、父親の本能だと言われるとグッときます。

 

「イクメンになりましょう!」と言われると何だかなですが、「本能を発動させましょう!」と言われると、「オオッ!」ってなるなと。

 

的場さんは、「家族と一緒にディズニーに行って、パレードの場所取りをしながら居眠りしているお父さんは、カッコいいと思うよ」っておっしゃっていました。そうなんです。仕事で疲れていても、何とかしようと頑張るとそうなっちゃいますよね。

 

彼のお考えの中にはイクメンという発想自体がないのかもしれません。小さな子どもを抱えてニンマリと笑顔をつくるとか、少し大きくなった子どもと一緒に青空の下で同じ方向で笑っているとか、そういった感じじゃないですよね。

 

本能でさえも家庭を大切にできない僕が言うのもなんですが、「ウワッ、的場さん、カッコいい!」ってなります。

 

昔の話ですが、僕が中高生だった頃に見たメンズノンノでは、ほら、サラサラな髪型が流行っていました。そんな時代に、的場さんは気合いが入ったツッパリみたいな髪型で読者に向かってメンチを切っていました。

 

彼がパパになるなんて想像もつかなかったけど、パパになっても気合いが入っていて、いつもながらカッコいいなと。

 

彼のカッコ良さは、もっとありまして、とにかく奥さん一筋ですよね。芸能人だったら色々な誘惑というか、色々あってもよかろうもんと思うのですが、そういった噂もなくて、奥さんへの愛を貫くと言うか。

 

そういったところも、彼のカッコ良さだったりもします。

 

あと、ご主人が家事をやってくれるようにするための奥さんのコツも書いてありましたね。

 

的場さんの意見なんですけど、そう、まさにソレって感じです。的場さんがヤル気になった奥さんの行動とは?

 

ちょっと家事をやっただけでも、奥さんが彼を誉めてくれたそうです。

 

ムツゴロウ方式とでも言いましょうか、男というのは「わたしだって仕事もあるから大変なのよ! どうして私ばかりが家事や育児をやるのよ!」と叱られるよりも、「わー!すごい! ありがとう!」とおだててくれた方がヤル気になります。

 

いえ、奥さんの方がずっと大変なんですけど、不満を溜めたり、ご主人に抗議するよりも、誉めた方が楽だと思うんです。誉めてくれる人って、男はすっごく大切にしますから。

 

これ、ほんと、まさにその通りですよね。うちの妻って、クールなので、全然、誉めてくれません。

 

父親の本能「Dadism」って、うちのチームの名前の由来にもなっているんですが、そうか、そうなんだよなと納得できるので、これから育児に入る男性たちにも、今、育児に悩んでいるお父さんたちにもすっごくおすすめの一冊です。

 

話を戻します。えっと、、、さっきの本の49~50ページです。的場さんのインタビュー記事の中で、「仕事で忙しいお父さんが、子どもたちとのコミュニケーションを深めるためには、妻がいない状況で子どもと旅行するといいよ」ってアドバイスされていました。

 

実際にやってみると、すっごく大変だったけど、すっごく学べることが多かったそうなんです。ホテルから出発しようとしてお子さんの髪を結えなくて困ったり、薬局を探したり。

 

お子さんとの距離が近くなったり、奥さんの大変さが分かったり。

 

あんなに硬派な的場さんが頑張ってるって、なんだか不思議だし、可愛い感じがするし、そういった実直なところが彼の魅力なんですよね。

 

彼って、独特の語り口なんです。彼の場合、最初に、誤解とかを生まないように丁寧に前置きをしておいてから、自分はこう考えると言います。いきなり結論から切り出さないですよね。そして、自分の考えを相手に押し付けずに、相手に考えてもらう感じ。すっごく勉強になります。

 

できませんけど。

 

ともかく、お父さんって、奥さんがいてくれるから普通に過ごせているシチュエーションって、多いんだと思います。それが当然って感じじゃないけれど、気づいていないことも多いかも。

 

子どもたちだってそうかもしれません。パパだけじゃ無理で、ママがいるからこそ普通に生活できているのに、その大切さを実感できていないかなと。

 

「そうか、これは良い機会だ」と思いまして、父子で旭川まで行くことにしました。

 

羽田空港行きのバスの車内です。

 

旭川の空港行きの飛行機は便数が少ないので、新千歳空港に行って、札幌で遊んでから、鉄道で旭川に行くことにしました。

 

浦安はディズニーがある関係なのかどうか分かりませんが、空港と街とを繋ぐバスがすっごく充実していると感じます。

 

日の出地区に住んでいると、近くの日の出公民館の近くから羽田空港行きのリムジンバスに乗ることができます。これ、出張の時には素晴らしく便利です。

 

午前の飛行機です。保育園児たち、しかも僕の子どもたちに向かって、「午前の便だから早く起きて朝食を食べて」と言って通じるはずもありません。

 

とりあえず、朝食は空港で食べることにして、寝ぼけ眼の子どもたちを起こして、着替えとトイレだけを済ませて、空港行きのバスに乗り込みました。

 

ここまでは順調です。

 

少し早目に羽田空港に着いて、おにぎりを食べさせることにします。

 

飲み物を買ってくることを忘れて、ペットボトルを買いに走ろうと思ったら、子どもたちがキッズスペースで遊び始めました。

 

まあ、とにかく、普段とは違うシチュエーションになると、子どもってハッスルしますよね。

 

そして、大変なことに。。。

 

遊びつつ、食べつつをやっていた下の子どもが、勢い余って、ニコニコしながら朝食をリバースしました。

 

数分前に食べた朝食と再会です。まだ北海道に行く飛行機にも乗っていない段階で半泣きの僕は、とりあえず子どもの熱を測って、鑑別として挙げられる感染症を否定した後、必死に吐瀉物をお尻拭きでなんとかします。

 

そうこうしているうちに、空港内から僕の名前を呼ぶアナウンスが。飛行機の出発が迫ってきました。思ったよりも余裕をコキすぎたようです。

 

保安検査場をマッハを越える勢いで通過した後、上の子どもには「〇〇番に向かって走れ!」と伝え、下の子どもを胸に抱っこしながら搭乗口に向かってダッシュします。

 

一人で出張する時は気楽な機内でも、小さな子どもたちを連れて移動すると、ほんと、大変です。

 

帰省の時などは、たくさんの親御さんがマイカーで長距離を移動すると思いますが、確かに公共交通機関を使うと大変なんですよ。

 

新幹線に乗って小さな子どもが泣きだしただけで睨み付けてくる人もいますし。途中でおやつを与えようとしてゴソゴソするのも大変ですし。

 

どうやら、子どもたちにとっては空を飛んでいること自体が新鮮だったようで、あまり暴れることもなく、実にスムーズに新千歳空港に到着しました。

 

とはいえ、小さな子どもたちを連れて、いきなりの観光に行くわけにもいかず、とりあえず、札幌駅近くでランチを食べて、早めにホテルにチェックインして、しばらく昼寝をさせて、近所を散歩させます。

 

すると、すぐにおやつの時間です。妻はファストフードをあまり好まないのですが、父親だけだとそんな余裕もありません。速攻でマクドナルドに入ります。

 

バリューセットのひつじのショーンのおまけが欲しくて仕方がない子どもたちのお蔭で、僕はお腹一杯です。

 

そして、途中のお店で食材、、、というか、弁当とか惣菜を買ってホテルに戻ります。この時点で、妻ともっと話をしておくべきだったと後悔しました。

 

まあ、自分だけで出張する分には、これで構わないのですが、子どもがいるとすっごく気を遣います。うちの場合には、僕が食に興味がないので、こういったことは全て妻にお願いしています。

 

ほんと、ありがたいなぁと思ったり、自分が情けなく感じたり。

 

幸い、泊まったホテルの近くに温泉があったので、子どもたちを連れて行きます。こういう非日常的なことって、子どもたちは大好きですよね。

 

けれど、さすがに疲れたようで、その日は父子ともにサクッと眠りに入りました。

 

うちの子たちが寝るときは、いつもはママにベッタリなんですが、パパの近くで子犬みたいに寝ていて、すっごく可愛かったです。

 

次の日。

 

子どもたちの朝は早いです。すでに元気一杯です。

 

その日の午後の列車で旭川に行くことにしたので、午前中は札幌で時間を使うことにします。

 

とりあえず、ホテルで子どもたちに朝食を食べさせて、もう、訳が分からないくらいに忙しい時間を過ごしつつ、何とかしてホテルの前のタクシーに乗り込みます。

 

全くのノープランです。毎日の仕事が忙しくて、どこに行くかなんてことも考えていませんでした。

 

札幌で子どもたちを連れて遊べる場所を調べている余裕もなかったので、タクシーの運転手さんに尋ねることにします。

 

「あ、、、あの、札幌で子どもたちが遊べる場所に連れて行ってください」

 

妻がいない状態で、僕の疲れ切った表情を察した運転手さんが、「これは尋常ではない」と思ったのか、必死になって無線で本部と連絡をとってくださっています。

 

「ご主人! 動物園なら開いてますよ!」

 

円山動物園に子どもたちを連れてきました。普段から千葉市の動物公園に行っている子どもたちなので、レスポンスは今一つ薄いですが、素晴らしい動物園です。

 

こども動物園で、子どもたちを鶏やヒツジと遊ばせます。

 

そこでもレスポンスが薄いです。

 

子どもたちにシロクマを見せてみました。

 

やはり、レスポンスが薄いです。妻が育児で大変な理由が分かりました。おそらく、うちの子どもたちは僕に似ているんじゃないかと。

 

キリンです。すっごく立派なキリンなのですが、「おお! キリンだ!」とシゲシゲと眺めた子どもたちが、すぐに飽きました。

 

後で分かったんですが、妻がいない状況というのは子どもたちにとって、すっごく緊張する感じだったそうで、保育園児なりに気を遣っていのかもしれませんね。

 

そうそう、僕は、動物を見続けると食欲を失うという特殊な感性の持ち主でして、特に、お肉を食べるという気持ちがなくなります。

 

食欲がなくなってゲンナリとしている僕は、お昼時にも関わらず、とにかく子どもたちが遊んで体力を使ってくれることにモチベーションをシフトさせることにしました。

 

そうこうしているうちに、地元の北海道の幼稚園の子どもたちとか、修学旅行中の小中学生に遭遇しました。

 

すっかり食欲を失った僕は、子どもたちを連れて円山動物園を漂流していたのですが、他の子どもたちがランチシートを広げてお弁当を食べている姿を見たうちのチビッ子たちが一言。

 

「ねぇ、パパ。お昼ご飯って、どうすんの?」

 

「いや、パパ、要らないや。動物を見ていたら、食べたくなくなった。」

 

「お腹すいたんだけど。」

 

「いや、いいでしょ? 君たち、ママから食べなさいって言われても食べないじゃん。たまにはお昼、抜いてみたら?」

 

「ダメだって! ほら、このお店、ハンバーガーがあるよ! 野菜もあるよ!」

 

、、、と、小さな子どもまでが必死に看板を指さしてお店に入って行きました。さすがに「この父親といると、ご飯さえまともにとれない」と察したのか、何だか子どもたちの成長にウルウルしました。

 

いや、そういうことに、きちんと気を遣うのが父親の本能なんでしょうね。

 

やっぱりね、僕、父親には向いていなかったんじゃないかと実感しましたが、子どもたちはきちんと成長していました。

 

円山動物園の敷地にあった遊具です。

 

小さな子どもたちを旅行に連れて行くと実感することがあります。いくら色々な観光地に行っても、結局、こういった場所で遊ぶことが楽しかったりもします。

 

「北海道まで来たのに、これじゃ、浦安の公園と同じだろ?」と思ったりもしますが、仕方がないです。

 

今日、旭川まで鉄道で移動するので、とにかく体力を使ってもらって、電車の中で眠ってもらうしかありませんから。

 

うちの子どもたち、動物を見るよりも、こういう遊具の方が楽しかったみたいです。

 

円山動物園は素晴らしいのですが、小さな子どもの場合には自分で身体を動かす方が楽しいのかもしれませんね。いえ、単にうちの子どもの場合ですが。

 

札幌駅の中のパン屋さんで色々なパンを買って、子どもたちを連れて旭川行きの列車に乗ります。

 

妻がいる時だったら、僕だけでトイレに気楽に行ったりもできますが、妻がいないと、ほんと、大変です。ちょっとしたことでも、子どもたちを連れて行く必要がありますし。

 

子育てって、妻の助けがあるから今の状態で頑張れるんだと実感しました。

 

旭川駅に到着しました。イメージと全然違う、近代的な作りです。失礼ながら、もっと最果ての地みたいなことを想像していましたが、ほんと、立派な施設です。

 

こういう骨っぽいデザイン、僕は大好きです。屋根に雪が乗っかるとか、そういう理由なんでしょうか。

 

旭川駅前に出てみます。

 

この光景だけだと、日本のどこなのか分かりませんね。夏の北海道ということもあるんですが、ほんと、ナチュラルに便利な街がありました。

 

失礼ながら、旭川って、もっと田舎だと思っていました。

 

下の子のお昼寝タイムが近づいてきました。早速、妻が予約しておいてくれたホテルを目指します。

 

「JRイン旭川」という名前だったはずです。駅前にあると聞いていたので、駅前を探します。

 

イオンがありました。スーパーというよりも、立派な映画館まであるモールですね。すごいや、こりゃ。

 

雪の日でも、ここに来れば一通りのものが揃う感じでした。小さな子どもを連れて旭川に来ても、夏場だったら全然心配要りませんね。

 

一度しか行ったことがありませんが、JRイン旭川って、すっごくお勧めです。僕、仕事で日本中を旅したりしますが、このホテルはすっごいです。新しいし、サービスもきめ細やかです。

 

フロントの近くには、ノンビリとくつろげる休憩スペースがあります。

 

このフロアの近くには大浴場があって、思いっきり足を伸ばして入浴できます。子どもたちも大喜びでした。

 

ね? 旭川って感じのイメージじゃないですよね?

 

すっごく都会的な街並みです。

 

別の場所から反対側を撮ってみました。手前に旭川駅が見えます。

 

その向こうには緑も見えますが、この風景だけだと、日本のどこなのか分かりません。

 

それにしても、便利で住みやすそうな街だと思いました。確かに冬は雪が大変かもしれないけれど、とても素晴らしい環境ですよ。

 

仕事の都合で、遅れて旭川に到着する妻からメールがありました。夕飯までには間に合うそうです。

 

正直、助かったと思いました。父親だけで旅をするって、ほんと大変です。

 

おやつを子どもたちに食べさせて、客室で昼寝をさせようとしたのですが、、、

 

寝ない。

 

テンションが上がり過ぎているのと、ママがいないということで気を張っているみたいでした。そして、旭川まで来たのにお絵かき大会になりました。

 

ホテルや近くのモールの中を探検したり、色々と楽しめました。

 

夜の旭川です。

 

昼間はミニスカのお姉さんが歩いていたのに、夕方になると厚着な人たちが目立ちます。確かに寒くなりました。

 

そうこうしているうちに、妻が旭川に到着しました。

 

子どもたちを連れて疲れ切っている僕を見て、「お疲れさま♪」と笑っていました。

 

子どもたちは急に安心した表情になって、「ママ、お腹空いたよー!」と、いつもの余裕を取り戻しました。

 

あのね、さっき、おやつを食べたばかりなんですが。うちの子たちって、思ったよりも食べるようになっていました。

 

妻が旭川まで来る間に調べておいてくれたお店に来ました。

 

北海道に来たのだから、ジンギスカンを食べようと。

 

「大雪地ビール館」です。旭川駅から小さな子どもを連れて歩いてもアクセスできるくらいの距離にあります。

 

このお店、すっごくオススメです。ビールが美味しいし、お店の雰囲気も素敵です。店内で女性ボーカリストが歌っていたり。

 

そして、何より驚いたのが、お肉ですね。ラム肉って言うんでしょうか。僕のイメージとしてはもっと肉の臭みとかクセがあるのかと思っていたのですが、ほんと、ビックリするくらい美味しかったです。

 

牛肉と豚肉の間みたいな感じもしたし、脂があまりないのに、お肉に深みがありました。

 

確か、店員さんのお話だと、お肉を冷凍せずに、新鮮な状態でお客さんに提供しているっておっしゃっていました。

 

セットに野菜がついてくるのですが、野菜好きな妻がオプションで野菜を追加したら、テーブルが野菜だらけで大変なことになりました。

 

北海道って、お肉も野菜も美味しいです。たぶん、北海道の人たちはそれが普通なのかもしれないけれど、食って、大きいですよ。

 

子どもたちも満腹になって、「やっぱり、ママ、大好き♪」という分かりやすい感想が耳に聞こえて「僕の努力は何だったんだ」と思いましたが、ママの大切さを学んだだけでも収穫があったと思いました。

 

確かに、父子の距離も縮まりました。子どもたちは「この父親に任せておくと危険だ」ということだけは分かったと思います。

 

翌日は、旭山動物園に行った後、アナと雪の女王みたいなお城に行くことにします。

 

子どもたちはママと大浴場に行き、スヤスヤと眠ったことは言うまでもありません。

 

つづく。