料理ができない父親が、子どものランチを必死に作る時に重宝するMaman Fuflaの「ママンのモチモチ手のばしナン」


2015年12月5日


こんばんは。


この前、日の出保育園に子どもを迎えに行ったら、先生があと数時間で地球がなくなるかのような思いつめた形相でやってきて「お父さん、ごめんなさい! お昼寝が終わって気づいたら、お子さんの鼻が赤くなっていましたぁあ!」としきりに心配されていたので、「大丈夫です。クリスマスが近いのでトナカイになる練習をしたんだと思います」と答えたら、先生が腹筋を壊すくらいの勢いで笑っていた姿に笑ったヒノデダッズムの僕です。


先生たち、何か、僕のことを勘違いしていませんかね?


さて、父親になって良かったなぁってシミジミと思うことってなんでしょう?


やっぱり、子どもたちの寝顔ですよね。


起きている時は悪魔だと思う時がありますが、スヤスヤと寝ている姿を見ると、「頑張って生きよう!」って励まされます。


いや、別に死にたいわけじゃないんですけどね。


でも、時間が経つのって早いですよね。この前まで赤ちゃんだったのに。


子どもたちが子犬みたいにクルンって丸くなって眠っている姿を見ながら、色々と考えにふけります。


うちの夫婦では、家事が分業制になっています。ラグビーというよりもアメリカンフットボールみたいな感じです。当然ですが、妻が司令塔です。


で、料理は妻が担当です。このご時世で、なんと、「男子厨房に入らず」という古代思想がまかり通っています。


掃除系は僕の担当です。なので、結婚以来、妻は一度も風呂やトイレの掃除をやったことがありません。


だって、嫌じゃないですか。妻がお風呂の水回りのカビを掃除したり、トイレの掃除をやってたりすると。女性の手は神聖なんです。


まあでも、料理自体を一つの作業だと思って、美味しいか美味しくないかを問わなければ、僕だって料理をすることはできるんです。


でも、僕は、「食」について、、、というか、生きることについて無頓着だったりもしまして、独身時代の食生活はこんな感じがデフォルトでした。


【平日】

朝食:缶コーヒー

昼食:菓子パン

夕食:カップめん or コンビニ弁当


【休日】

朝食:なし

昼食:ポテトチップス

夕食:スーパーのパック寿司


それで、うちの妻が自宅にやってきて冷蔵庫を開けたら、お酒と氷しか入っていなくて、炊飯器もない状態にゾッとしまして、「ヤバい、自分が保護しないと、この男は早死にする」と思って、結婚に至ったという経緯があります。


いや~、結婚っていいもんですよ。ほとんど強制的ですけど、健康で文化的な食生活になりました。


【平日と休日】

朝食:ちゃんとしたご飯

昼食:ちゃんとした弁当

夕食:肉と野菜たっぷり


「ケッ、食物なんかで体調が変わるかよ」ってナメていたんですが、ほんと、変わりますよね。検診のデータとかも驚くくらいに変わりました。


それで、子どもたちの寝顔を見ながら、「たまには、というか、一度もやったことないけど、妻がいない状態でランチでも作って、子どもたちと一日、一緒にいようかな」と思ったわけです。


早速、上司に「ワーク・ライフ・バランスのために休みます」とメールです。


実は、僕の上司って、たぶん、ファザーリングジャパンとか霞ヶ関の中の人が驚くくらいのイクボスだったりもします。


子どもが熱を出して休んだりして、部下に厳しいことを言ったことがないし、育児休暇から戻ってきた女性が働きやすいように頑張っていたりもします。


そして、妻に「あのね、明日、平日だけど、僕が子どもたちと一緒にいて、お昼もつくるから」と伝えました。


妻の反応「え? で、できるの?」


子どもたちの反応「え? 大丈夫なの?」


僕の反応「た、たぶん」


朝、妻が「いざとなったら、冷凍庫にママンノナンがあるから使ってね」と、呪文のような言葉を残して出勤しました。


ママンノナン?


さて、これで誰も助けがない状態になりました。「退路を断つとは、まさにこのことよのぉ・・・」と。


平日に子どもを連れて外を歩くと、すっごく新鮮な感じです。


浦安って、平日は若い人たちが東京とかに働きに出て、シニアだけなのかと思ったら、奥さんだけじゃなくて、お父さんたちも結構歩いています。


あまり多くはないけれど企業もあるし、平日休みの人も結構いますね。


で、「よし、今日は主婦とか主夫の真似をしてみよう」と思ったわけです。


開始1時間で何かを悟りました。


おい、主婦が楽だって言ったの、誰だよ?


ほら、浦安でも、子どもの一時預かりサービスが充実してきたでしょ? 子どもたちを保育園に預けて仕事をするのも大変なんですが、このプレッシャーというか、とにかく忙しいですね。


で、本日のメインイベントがやってきました。


普段、全く料理をしていない、、、いや、料理ができるかどうかも未知数な父親が、子どもたちのランチを作るという鬼企画です。


早速、第一のハードルがやってきました。お米を炊くという作業です。


最近の炊飯器って、すごいですね。色々な機能があってサッパリ分かりません。


ファミレスに行きたい気持ちを抑えながら、妻が残した呪文を思い出します。


ママンノナン


まあ、Googleで調べればすぐに分かるだろうと思って、「ママンノナン」で検索しました。結果、、、


「ママンノナン に一致する情報は見つかりませんでした。」

検索のヒント:
キーワードに誤字・脱字がないか確認します。
別のキーワードを試してみます。
もっと一般的なキーワードに変えてみます。


マジかよと。Google先生から「別のキーワード」とか「もっと一般的なキーワード」を要求されましたので、キーワードを変えて検索します。


「妻が残したママンノナンという呪文」


やはり、何もヒットしません。


ランチタイムは刻一刻と近づいてきます。


子どもたちから「ほら、やっぱり、言わんこっちゃない」的な視線を感じます。


たぶん、食品庫を探せば、そういった乾燥フードがあるんだろうと探しましたが見つからず。


井上陽水さんの曲が頭の中で流れ始めて意識が飛びそうになりますが、目の前にはお腹を空かせた猛獣たちがいます。


ここでしくじると、たぶん、僕が死ぬまでずっと「残念な父親」というレッテルを貼られることでしょう。


いや、すでに貼られているかもしれませんが、ゴールドランクからプラチナランクに昇格したら大変です。


となると、冷凍庫だなと、妻が残した謎のキーワードを元に、一生懸命に捜索します。


そして、僕は見つけました。


Maman Fuflaの「ママンのモチモチ手のばしナン」です。


「おい、ママンノナンって、短縮し過ぎだろ」とツッコミたくなりましたが、うちの妻は天然系です。そっとしておくことにしました。


このナンは、すでに焼いた状態なので、レンジで解凍して温めるとすぐに食べることができます。


そして、僕一人ならナンだけを食べてやり過ごせるのですが、子どもたちがいますからね。


「確か、うちの妻、こういう感じで料理をしてたよな。。。」と思い出しつつ、ノートパソコンでネット検索を続けながらオカズを作ります。


「パパ~、まだ~、お腹空いたよ~」という父親に対する素晴らしい応援メッセージを何度も背中に受けながら、作業を続けます。


自分で味見をしつつ、とりあえず完成です。


チキンのハーブ焼きをメインにしました。


妻がやればもっとコンガリとなるんでしょうが、いかんせん、僕が作ると、何だか体調がすぐれなくて学校を早退しそうな色になりました。


それと、「アボガドは、温めすぎると溶ける」という絶対的宇宙真理を四十路になるまで気づきませんでした。


たぶん、今日の経験がなければ、僕はアボガドの本当の気持ちを何も知らないまま、年老いてお墓に行くところでした。


それと、「レタスは、茹ですぎるとワカメに近づく」という海洋生物学的見地からも非常に重要な法則を導くことができました。


で、恐る恐る食べ始めた子どもからの「パパにしては上出来だよ」という最高の賛辞をもらって、ようやく自分の昼食タイムがやってきました。


ナン…だと……?


漫画「BLEACH」でよく出てくるセリフが頭をよぎります。


最初、ママンノナンを温めてテーブルの上においてオカズを作っていたのですが、子どもたちが「ウマイ」「ウマイ、ウマイ」と食べ続けてしまいました。


で、子どもたちが食べ終わって、この状態。


まさに、専門用語で「遠慮の一口」です。


二つに切ったら、エヴァンゲリオンの第7使徒「イスラフェル」みたいに大きくならないかなと、切ってみます。


大きくなりません。


まあ、子どもたちはちゃんとしたランチになったみたいなので、僕のご飯なんて適当でいいやと。


結婚以来、妻があれだけ食の大切さを説いたにも関わらず、形状記憶合金を超えるスピードで僕は元に戻りました。


入船地区にあるドラッグセイムスで適当に買っておいた非常食を開けることにします。


「まるで、生めん」


このキャッチコピーから、生めんではないことが分かりました。


勢い余って、水の中に乾燥麺を入れてしまいました。


この時点で、何分間、火にかければよいのか分からなくなりました。


適当に茹でていたら、何となくそんな感じになりました。


液体スープを投入します。


そして、余ったオカズとナンをトッピングします。


ドンブリに麺を移し忘れるという致命的なミスをおかしました。


緑色のネギみたいな物体は、茹ですぎてワカメ状態になったレタスです。


「浦安市内で最もレタスを長時間茹で続けた男」として、ギネスブックに登録されるかもしれませんが、名誉でもなんでもないので黙っておくことにしました。


このままではテーブルにラーメンを動かすことができないので、鍋に取っ手をつけます。


アイデアを振り絞って調理器具を作ったティファールの人たちが、この光景を見たら87%くらいの確率でキレると思います。


これだけだと、何だか寂しい独身男性の食事という感じがします。


けれど、何かメデタイことがあった時にもらった箸を乗せると、イメージが一気に華やかになりました。


以前、美食家は食器にもこだわるという話を、美味しんぼを見て学んだ僕ですが、確かに、海原雄山さんがあそこまで食器と髪の毛のカラーリングにこだわる理由が分かりました。


ママンノナンって、美味しいし、冷凍しておけばすぐに使えるので、とっても便利です。


僕的にはおススメです。


でも、妻が買ってきたので、どこで売っているのかを知りません。値段も知りません。


ちなみに、ヒノデダッズムは、ママンノナンを販売している会社とは何の関係もありませんし、ママンノナンのステマではありません。


帰宅した妻からの評価は初冬の湖の氷のように薄く、「やはり、この男に料理を任せるのは、、、」というテレパシーを全身に浴びました。


一方、僕の方も「いつも料理をしてくれてありがとう」という無言のテレパシーを彼女の後頭部に向けて発信しておきました。


さて、先ほどの話はかなり以前のことでした。


そして、わが家では、今でも「男子厨房に入らず」というスタイルが守られています。


でも、この前、朝起きて、「そうか、ホットプレートだ!」と悟って、日の出地区のケーズデンキに行って買って来ました。


そうです。うちの妻のような料理をするのは無理ですが、休日にホットプレートで何かを焼くくらいなら僕でもできるだろうと。


焼肉とか、お好み焼きとか、焼きそばとか。休日の献立って、面倒ですからね。夫が作れば楽でしょうし。


そして、記念すべき初回は焼肉です。カボチャの量が若干多い気がしなくもないですが、これでも全力で行っています。


では、おやすみなさい。