江戸川サイクリングロード②: 寅さんが本当に帝釈天の産湯を使えたのか、実家に行って確かめてきた


2015年3月23日

 

(3月7日土曜日のお話です)


以前のエントリーで、勝手に作ったロードバイクチーム「キノコパワーズ」のパパ友と、春のダイエットのために江戸川サイクリングロードまでやってきて、寅さん記念館が見えてきたところで終わっていたと思います。


続けますね。


浦安から江戸川沿いを溯ってくると、このような看板が見えてきます。

 

でも、この屋根がある公園は寅さん記念館ではありません。

 

「昼飯時だし、せっかくだから、帝釈天の辺りで、草だんごでも食べに行こうぜ!!」

 

三木ちゃんと一緒に草だんごを食べに行くことにしました。

 

すでに、ロードバイクツーリングを投げ出してしまいそうな勢いです。

 

さっきの写真の看板の裏、つまり公園の左側に入ると、このような通路があります。トイレもあります。画面手前に向かって進んでいきます。


先程の通路を渡り切ると、「寅さん記念館へ行くには、エレベーターで下に降りてください」という看板があります。

 

その方向に行くと、、、「山田洋次ミュージアム」があります。

 

二人:「おかしいな? 指示通りに進んだら山田洋次ミュージアムしかないぞ?」

 

三木ちゃん:「ねぇ、これ、入ってもいいのかな?」

 

僕:「い、いや、入場料がいるのかも?」

 

二人:「あ、あの~、すいませ~ん」

 

係員さん:「どうぞ、いいですよ♪  ニコニコ」

 

二人:「えええ!?」

 

入って左側に大きなエレベーターがありました。いや、しかし、ロードバイクを持ってこの入口に進むのは少し勇気が要りました。

 

エレベーターを降りると、寅さん記念館がありました。

 

まるで、スーパーマリオブラザーズでトンネルを抜けたような気分で、なかなか状況について行けません。

 

ガチのレーシングスーツ、ヘルメット、サングラス、ついでに自転車を持って入って行った三木ちゃんが、係員に捕まって帰ってきました。

 

寅さん記念館は、また今度にしましょうかね。

 

「じゃあ、気を取り直して、帝釈天で草だんごを食べようぜ!」


二人は意気揚揚と帝釈天に向かいます。観光客の流れを見ながら、適当に自転車を漕いでいたら、裏側に着いたようです。


立派な建物ですよね。


ほら、寅さんの有名なフレーズってご存じですよね?


「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」


ここが、寅さんが赤ちゃんの頃に産湯を使ったとされる帝釈天なんですよ。


ロードバイクを片手に、ナチュラルに帝釈天に入って行く三木ちゃん。

 

僕はドン引きして立ち止まって眺めます。

 

「ねぇ、ほら、あのお兄さん、お尻がプリプリよ~☆」

 

観光に来られた年配のご婦人が、三木ちゃん(♂)のレーシングパンツを見て喜んでいました。

 

僕は、ちゃんと聞きました。でも、四十路になって、自分のお母さんくらいのご婦人からお尻を誉められたら立ち直れないと思ったので、三木ちゃんには言っていなかったりもします。

 

適当にブラブラと走っていたら、柴又帝釈天の正門らしき場所にやって来ました。

 

ここで三木ちゃんは二度目のトイレ休憩です。どうやら、前日にアルコール燃料を入れすぎたようです。

 

帝釈天の前で、ピチピチのレーシングスーツのまま1人になってしまった僕は、観光客の奇異の視線を全身に浴びながら、お爺ちゃんお婆ちゃんに愛想笑いをしたり、修学旅行生たちにいきなり写真を撮られたりして、時間を過ごしました。

 

三木ちゃんの愛車2号です。ご説明は後ほど。うーん。渋い!!

 

帝釈天から続く風情ある通りです。ロードバイクを押しながら、ビンディングシューズをカチカチと鳴らしながら歩いて行きます。


すでに、ツーリングに来たことも、ヘルメットにレーシングスーツという格好も忘れて観光気分にひたります。


下町って感じがしますよね。


癒し効果が抜群です。


この風情! 素晴らしい!


おや、右側のガラスに何か貼ってあるぞ?


「こども ひまわり110番 葛飾区PTA連合会 葛飾区教育委員会」


ウォオオオ!! さすが、葛飾区!!!


ご存じ、こちら葛飾区亀有公園前派出所の両津勘吉風のポスターです。そういえば、両さんもこの付近を歩いていたシーンがあったような気が。。。


もう、美味しそうなものが並んでいて、目移りして仕方がありません。


いかん、いかん、ダイエットのために江戸川に来たのに、食べてどうするんだ。


いや、でも、パクッと食べたい。。。


「じゃあ、この辺で、だんごを食べよう! 俺、だんごを買ってくるから、待ってなよ!」

 

三木ちゃんがお店の前でだんごを物色し始めました。

 

彼の愛車2号って、一見すると、クロモリバイクに見えるでしょ? 溶接も綺麗ですよね。

 

でも、実は、アルミのロードバイクなんです!

 

ローディの皆さんは「へぇ!」って思いませんか?

 

Cannondaleと言えば、CAADのようにアルミフレームで定評があるんですが、彼のバイクはアルミの初期のフレームなんだそうです。

 

学生時代に買って、ずっと大切に乗っているんだそうです。コンポーネントもアルテグラをアッセンブルしていて、見る人が見るとスッゲー渋いですよね。


ヘッドパーツはDURA-ACEなんです。

 

独身女性の皆さん! 自転車を次々に買い替える男性よりも、同じ自転車をずっと大切にする男性の方が、結婚してから幸せになれます! たぶん。

 

「ほい! 買ってきたぜー!!」


ちょうど、お腹が空いてきたので、柴又名物の草だんごを堪能することにしましょう。


柴又と言えば草だんごですからね♪


あり? おかしいな?


角度を変えて見てみます。


「へぇ、柴又の草だんごって、茶色なんだー! わーい! 食べよう! 食べよう!」


ハチロクだとぉー!!

 

頭文字Dを知らない方々には恐縮です。


あまりの衝撃によって、頭の中がジョジョ化しました。


「あ、でも、作りたてのみたらしだんごって、こんなに美味しいんだ☆」


二人で、ウマウマと食べました。


手打ちそばのお店があって、美味しそうな香りが漂ってきます。


ダイエット中であることを忘れてしまいます。


そして、やってきました!!


「とらや」です。


映画通のお父さんなら、この看板だけでお分かりですよね?


看板娘のお姉さんたちがすっごく綺麗でしたが、一応、マスクしました。


草だんごが売られていました。三木ちゃんがイソイソと看板娘のところに寄って行って、草だんごをゲットです。

 

「ねぇ、ロードバイクにバッグがないけど、どうすんの?」

 

「あ!! いや、これなら、こうして、エイ!」

 

「そっか!」

 

小さいサイズの草だんごなら、サイクルジャージの背中のポケットに入ります。

 

三木ちゃんは、その後、草だんごを背中に乗せたまま、ロードバイクで疾走することになりました。

 

草だんごローディの誕生です。

 

さすがに、転ぶと串が刺さるかもしれないので、走行中に草だんごを食べる気にはなれなかったようです。

 

それはともかく、このお店って、寅さんの実家なんです。


渥美清さんのご実家ではなくて、映画の寅さんの実家です。


平成元年に立て替えられる前までは、映画の撮影に使われていたそうです。

そうか、あのシーンの食堂って、ここだったんだ!


ということで、結論ですが、実家の「とらや」から帝釈天までは少し距離がありますが、産湯を汲みに行くのは可能だと思いました。


そう考えると、寅さんの名セリフって本当なんだよなと、妙に納得しました。


寅さんの実家から少し歩くと、美味しそうなおでんが売られていました。


ちょうど肌寒かったので、ハンペンが恋しくて、もう少しで食べてしまうところでした。


自転車のトレーニングに来たことをすっかり忘れて、葛飾柴又を堪能した二人は、階段を上って、江戸川サイクリングロードに戻ります。


「じゃ、帝釈天にも行ったし、帰ろうか!」


さっさと浦安に帰ることにしました。


これがキノコパワーズです。


浦安から帝釈天までなら、マウンテンバイクやクロスバイクでも往復できると思います。こういう時、折り畳み式のミニベロがあると楽しいかもしれませんね。


浦安のパパさんたちは、ぜひ、自転車で柴又までポタリングに出かけてみてはいかがでしょうか?


楽しいですよ♪