パパ友と走れば、ロードバイクは、もっと素晴らしくなる!: チーム走行は、とっても楽で楽しくて安心なのだ

2015年1月2日

 

(去年の8月頃のお話です)

 

僕は、サブカルチャーが大好きな人間です。

 

お部屋の中にいるのが大好きな人間でして、不摂生もたたって、妻に拾ってもらうまでは不健康、この上なしでした。

 

その後、結婚して浦安に引っ越してロードバイクという趣味ができて、今に至っています。こちらの記事に経緯をまとめてあったりもします。

 

自転車に乗って太陽の光と風を浴びながら、好きなところに行って、空を見上げて、たくさん汗をかいて、シャワーを浴びてリフレッシュするのが最高の贅沢です。

 

そこからの子どもの世話は超絶ハードですが、ロードバイクがあるからこそ、仕事や育児のストレスに耐えられたりもします。

 

でも、浦安のローディー(ロードバイクに乗る人のこと)の悩みとしては、ソロ走行(1人で走ること)が多いということなんです。

 

他の自治体から引っ越してくる世帯が多いでしょ? お父さん同士って、何かきっかけがないと友だちになれないし、コミュニティがないと友だち作りが難しいんです。

 

身近な場所にロードバイクが趣味というパパさんが少ないわけです。ピチピチのモッコリパンツをはいたオッサンが、浦安市内の道端で「ねぇ! お父さん! どう? 一緒に走らない?」って誘っても、ドン引きされるでしょうし。昭和時代のナンパよりもハードだと思います。

 

ソロ走行は、自由気ままで、それはそれでアレなんですけど、やっぱ、寂しかったりもするんです。

 

実は、元町方面の方が、面白いパパさんがたくさんいたりするんですよ。例えば、以前、当代島のパパさんと知り合いになったんですが、すっごいカメラを持っていて、すっごく綺麗な写真をもらったことがありました。こちらのページにアップしてあります。

 

でも、浦安ってのは、ほら、中町エリアに陸橋があって、元町方面と新町方面で分断されている気がするし、ロードバイク仲間を探すのも大変なんです。

 

新町エリアのパパさんたちは、何だかよそよそしくて、あまり距離を近づけようとしないというか、パパ同士で遊んだりしない感じです。自分も含めて。

 

父母会でロードバイク仲間を募集するなんて、無理です。

 

僕は、浦安保育フォーラムに参加して、浦安市内のたくさんの地域にたくさんのパパ友ができました。彼らの中にロードバイクを趣味にしている人がいました。

 

浦安の元町エリアのパパの「三木ちゃん」です。

 

もちろん、仮名です。

 

浦安っぽい名前を考えたら、こうなりました。

 

彼は、超難関大学卒で、何事にもすっごくアクティブで、仕事も、育児も、父母会活動もバリバリこなします。

 

そして、すっごく人懐っこくて、周りに人が寄ってくるオーラを出しているという感じ。普通に行動しているだけで、人の輪の中心になってしまうような凄い人です。

 

で、僕のような変人とも仲良くしてくれています。

 

ネットグループで三木ちゃんと、「じゃあ、今度、ツーリングにでも行きましょうか♪」と話をしていたら、本当にお誘いがあって、ガチでツーリングに行くことになりました。

 

三木ちゃん的には社交辞令でも何でもなかったようです。

 

こう見えて、僕はプライベートな付き合いにはとてもシャイだったりします。自宅で「おいおい、マジかよ♪」と言っていたら、妻から、「あら、あなた、困っている割には、何だか、すっごく嬉しそうじゃない? 行ってきなさいよ。ほら!」と後押しされました。

 

夜中にイソイソと自転車の整備をして、ワクワクしながら布団に入りました。出発は明朝7時。家を出るのが7時ではなくて、待ち合わせポイントへの到着が7時。

 

子育てパパの自由な時間は限られています。朝早くに出発して、昼頃に帰還すればママさんたちも少しは楽ですし。

 

浦安市は、ローディにとって素晴らしい環境だったりします。

 

ここから東京方面に行くと、荒川サイクリングロード(通称:荒サイ)に入れます。道が広くて、たくさんのローディに出会えます。

 

僕は、荒川沿いをさかのぼって、埼玉県の志木市まで行って帰ってくる100kmライドが好きだったりします。こちらに記事をアップしています。

 

妻からは、「あなたね、どうして自転車で埼玉に行こうという発想になるの? 電車で行くところでしょ、電車で。わたしには分からないわ」と言われたりもします。

 

千葉県市川市の方面に行くと、江戸川サイクリングロード(通称:江戸サイ)に入れます。葛飾区から埼玉県の三郷市を抜けて、千葉県の流山市に向かうルートが好きです。江戸サイは、荒サイよりも道幅が狭くて、走りにくいんですが、情緒があります。

 

葛飾区といえば、寅さんとか、こち亀でしょ? 途中の休憩ポイントが、寅さん記念館ですから! 寅さんですよ、寅さん!

 

「わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、 姓は車、名は寅次郎、人呼んで "フーテンの寅"と発します」のセリフが聞こえてきそうです。


近くには、細川たかしさんが「やぁーぎぃーりぃーぬぅおー! うわぁーたぁーすうぃいいい!」と歌っていた、「矢切の渡し」の看板があったりもします。

 

あれ? 五木ひろしさんだったか?

 

江戸サイの紹介は、今度にしますね。

 

今日のルートは荒川サイクリングロードです。

 

前日くらいに、三木ちゃんと走行ルートを話し合って、「とりあえず、岩淵をまわってこようか♪」となりました。

 

岩淵というのは、岩淵水門のことでして、荒川下流域のローディには超有名なポイントです。こちらに記事をアップしています。日の出地区からだと、往復70kmくらいの距離です。

 

日の出地区からシンボルロードを走って、浦安市の元町エリアへ。そこで三木ちゃんと合流して、清砂大橋を渡って荒川の右岸に入るルートです。

 

元町エリアから荒川まで、三木ちゃんの先導でついていったんですが、いや、すごい。一人では、あの道路を走れません。絶対に迷います。なので、上の図でも、どこをどうやって走ったか覚えていません。あははは。

 

タンデム走行って、一般道を走る時に、すっごく楽です。ほら、ソロ走行だと、前方の道とか自動車とかバイクとかを注意しつつ、後方から近付いてくる自動車とかにも注意して、色々とハンドサインで合図を出したりするんです。

 

でも、二人で走ると、一人が前に注意して、もう一人が後ろに注意すればいいんです。

 

何より、複数のローディで走った方が、安全だと思います。なにせ、道路ですっごく、目立ちます。お魚の群れと一緒です。できるだけたくさんの人数で走った方が、「お、自転車だ!」って気づいてもらえますし。

 

あと、自動車に煽られることも少ないです。ほら、ローディがソロで走っていると「ッチ、邪魔なんだよ!」とプレッシャーをかけてくるドライバーって珍しくないんです。でも、複数のローディを煽ったりすると、信号待ちで気まずいでしょうし。体を鍛えている自転車オヤジたちが、車を囲んで来たらと思うと嫌でしょ?

 

あと、不測の事態で転んだ時にも、一人が救急車を呼んだりもできますし、パンクやメカトラブルで動けなくなった時にも、助け合いができますからね。

 

いや、ほんと、ソロで走る時よりも、ずっと安心感があります。信号待ちも、おしゃべりができますし。

 

三木ちゃんの愛車。浦安の白い彗星。

 

頭文字Dの高橋兄弟のお兄さんの愛車、FCのような綺麗なホワイトです。一般道でこのマシンを見たら、追い抜きなんて考えない方が身のためです。

 

フレームは、イタリアの「コルナゴ」というメーカーのフルカーボン製。ケーブルがフレームの中を通っていたりします。

 

コンポーネント(ギアとか色々なパーツの一式のこと)は、なんと、9000系のDURA-ACE!ペダルまでDURA-ACE! スッゲー!

 

よく、奥さんがGOサインを出したよなぁと驚きます。彼の奥さんって、とっても気さくで、理知的な人です。写真をアップ、、、しません。夫婦仲もすっごく良いし、三木ちゃんの趣味にも理解があるんでしょうね。うんうん。

 

自転車を知らない人だと良く分かんないでしょうけれど、要は、ほら、ツールドフランスで実戦使用されていたくらいの凄さです。リアのギアは11段階変速です。フロントギアと組み合わせると全部で22段変速。

 

なんと、車体重量が7kg台だそうです。そのままヒルクライムのレースに参加できそうです。

 

「スッゲー!三木ちゃん、これ、スッゲー!」と、7900系のDURA-ACEでも十分な僕が羨望の眼差しでバイクを眺めます。

 

そう、この時点で、パパ友たちが、子どもの頃の懐かしい気分になるんです。ほら、男の子たちって、ラジコンとか、ミニ四駆とか、カードとかで、自慢しあったりしたでしょ? あの感覚です。

 

楽しい。すっごく楽しい。

 

荒川の右岸を北上して、岩淵水門を過ぎて一休み。すでに、日の出地区から35kmくらい走っています。新浦安駅の第八駐輪場で、出勤途中の三木ちゃんと出くわして、お互いの子ども乗せママチャリをこうやって並べて、「チネリとコルナゴだー♪」と笑ったりもします。

 

荒川サイクリングロードの特徴としては、強い風があります。向かい風になると、すっごく辛いんです。でも、三木ちゃんはすごい脚力と持久力があるので、下ハンドルを握って、前を走って引っ張ってくれました。

 

たぶんなんですが、三木ちゃんは、誰かの後方をついていくような性格ではないと思うんですよね。彼は、リーダーとして先頭を走る人なんです。

 

と、感心しながらも、「おお、風よけがいると、こんなに楽なのか! こりゃ、楽だ」と感動して、後ろを走り続けていました。

 

たまに、「おっと、そろそろ、交替するね♪」と前に出たら、向かい風が「ブワーッ!」っと襲ってきて、キッツイのなんのって。

 

情けないことに、しばらく走ってから、後ろの三木ちゃんに「ウワァー、やっぱ、交替!」ってハンドサインを送って、すぐに後ろに下がったりしていました。

 

そして、休憩中、僕のバイクをしげしげと眺める三木ちゃん。あまりに変態系のカスタムが施された自転車に興味を持ったようです。

 

で、三木ちゃんが僕のバイクを持ち上げた時の感想。

 

「お、重い。。。」

 

そうなんです。僕のバイクって、重いんです。フレームはカーボン製で、コンポーネントもDURAなんですが、重いです。

 

ロングライドをやっているので、何かと丈夫なものが好きでして、ハンドルとかシートポストだけでなくて、タイヤとかチューブまでゴツいものをつけています。ペダルはマウンテンバイク用だったりもします。

 

あと、たぶんなんですが、僕のバイクは、35mmのセミディープリムという、幅広のホイールをアッセンブルしているので、ローハイトのホイールよりも重くなってます。

 

「シマノのRS81? BORAとかDURAのホイールにすればいいじゃん www」って、思うでしょ? 子育て中は、色々と出費がかさむのです。これでも精一杯なのです。

 

それと、何かと心配症なので、バッグにもゴツい鍵やら工具やらヨウカンやら何やらと一杯詰め込んでいます。今現在では、フロントにエアロバーをくっつけていますし、今度、フロント部分に自転車用のナビを載せようかと思っていたりもします。

 

今度、三木ちゃんと富士ヒルクライムに出る時には、思いっきり軽量化しないといけませんね。

 

岩淵水門を抜けて、新荒川大橋の上の岩規街道の歩道をソロソロとゆっくり通って、埼玉県の川口市に入ります。

 

そこから荒川の左岸を走って、東京都の足立区に入ります。足立区内をしばらく走った後で、広々した芝生の上で休憩です。

 

何となく、足立区という響きだけで身が引き締まったりもしますが、特に怖くもなく、至って普通です。散歩している人たちもとてもニコヤカです。

 

あ、でも、荒サイを走っていると、足立区の少年野球とか少年サッカーの保護者の皆さんはとても気合いが入っています。

 

実は、荒サイというのは、完全なサイクリングロードではありません。

 

小さな子どもたちが散歩している時もあるし、運動場でスポーツをしている人たちもいます。でも、人がたくさんいるのに、ロードバイクに乗ってすっごいスピードを出している人が結構いて、危険なんです。特に、若い人たちです。

 

なので、墨田区とか足立区の保護者の人たちは、かなりシビアな眼でローディを見てきます。ローディは紳士でなくてはいけません。思いっきり走りたいのなら、子どもが歩いている道じゃなくて、車道で走ればいいと思います。

 

休憩中、ふと空を見上げると、何だか懐かしい気持ちがよみがえってきます。

 

子どもの頃、友だちと遊んでいて見上げた空。中学や高校時代、部活のチームメイトと見上げた空。あの頃に見た光景が、今、目の前に広がっています。

 

結婚して、子どもが生まれて、もう人生も折り返しに入ったパパたちは、これから長い長い一本道を走り続けます。

 

すでに人生の主役が子どもになってしまったなぁと感じたりもするんです。自分たちが楽しむよりも、子どもが楽しむことを優先したり。

 

父親の育児参加が普通のご時世です。奥さんをサポートするのが普通のご時世です。


こういう社会では、パパさんというのは、大なり小なり我慢をしているんじゃないでしょうか。そして、それを普通だと割り切って生活しているんじゃないでしょうか。

 

でも、こうやって仲間とロードバイクに乗って走っている時は、自分たちが主役なんですよ。

 

走っている時の写真を撮れないので、今度、ヘルメットにつけるカメラがほしいですね。

 

荒サイから葛西臨海公園に入って、自販機で飲み物でもとろうかと思ったその時、三木ちゃんが、一言。

 

「なぁ、コーヒー、飲みたくねぇ?」 

 

確かに、そんな気分です。ということで、葛西臨海公園駅の前のマクドナルドに寄ってみます。

 

おお、ドイツの名車、フェルトのロードバイクが停まっているぞ。その後ろはスペシャライズドのロードバイクか?

 

と、他の人のバイクを眺めるだけでも楽しいです。

 

実は、葛西臨海公園駅というのは、自転車野郎たちのたまり場だったりもします。

 

ほら、浦安のローディは、自宅から気軽に荒サイにアクセスできますけど、普通は、遠いです。なので、自転車をバッグに入れて電車に持ち込んで、駅までやってくる人が多いです。これを「輪行」と言います。

 

ロードバイクって、軽いので、車輪を外してまとめて、バッグに入れると、普通に持ち運びができます。


三木ちゃんの場合には、輪行で遠くの山まで行ってヒルクライムをやっていたりもします。今度、真似してみようと思います。

 

でも、高価な自転車なので、一人でやってきて駐輪していると、軽々と盗まれてしまうことがあります。なので、ソロ走行でマクドナルドに立ち寄るのは勇気が要ります。

 

仲間とツーリングをすれば、一人が待っている間に、別の人が店内で買って帰ってこれますし。うんうん。素晴らしい。

 

そして、噴水を眺めながら、パパトークに花が咲きます。実は、三木ちゃんは超難関大学を卒業したエリートだったりもします。たくさんの話を聞くことができて、とても勉強になります。

 

今日のメインは、「父親のワークライフバランスについて」です。

 

今の父親の姿というのは、仕事に精を出して、一生懸命に働いた時代から、別の時代に入っていると感じます。

 

そういう時、父親がどのような気持ちで人生を送ればいいのか。僕は、子どもが産まれてから、ずっとそのことを悩んでいました。

 

父親が残業をして帰ってくることが美徳とされない時代。父親がイクメンであることが美徳とされる時代。

 

自分が子どもの頃に見た父親の背中と違う父親像を、自分が追いかけることに、抵抗感があったわけです。

 

でも、今の時代でも、思いっきり仕事に打ち込んで、身を削って頑張っている父親もいるわけで、そういう父親になりたい気分もあったり、なかったり。

 

ただ、三木ちゃん的には、違った視点を持っていて、気が楽になりました。

 

奥さんが働くというダブルインカムの状態では、父親のフィーリングは違って当然なんですよね。

 

仕事や育児を頑張りながら、趣味も大切にして、適度なバランスを「楽しむ」姿勢が大切なんじゃないかと気づかせてくれました。

 

「っま、今の状態というのが、僕にとってはちょうどいいんですよ♪」というセリフがとても印象的でした。といっても、彼、すっごくハードに働いていますけどね。

 

子育て中のパパさんたちって、ママさんたちのように友だち同士で集まって本音で話す機会が少なかったりします。こういう交流って、すごく大切だと感じました。

 

 

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