シラミの虫体や卵を除去するための梳き櫛: ライスマイスター

 

現在、浦安市の公営保育園ではアタマジラミを駆除する方法として、スミスリンシャンプーと梳き櫛を併用する方法が推奨されています。

 

しかし、最近では、西日本を中心としてシラミ駆除用のシャンプーが効かないシラミが見つかっています。こちらにまとめてあります。

 

現在、シラミ駆除の薬として日本で認められているのは、ピレスロイド系の殺虫剤であるフェノトリンだけです。

 

スミスリンシャンプーにもフェノトリンが入っています。こちらをご覧ください。

 

つまり、現状では、フェノトリンを含むシャンプーが効かないアタマジラミにかかった場合、他の薬を使うという選択肢がない訳です。

 

浦安市役所の保育幼稚園課にお尋ねしたのですが、市内で薬が効かないシラミの報告はないそうです。薬が効かないシラミが子どもたちに広がった場合の対応は考えていないみたいです。

 

「へぇ、浦安って、スミスリンが効かないシラミはいないんだ」と安心して、シラミ専門の駆除チームがあるソルドジャパンの社長の越智さんとお話したら、「そんなことはないです、千葉県の北西部でも薬が効かないシラミが出てますよ!」って、おっしゃってました。

 

市内に薬が効かないシラミが広がった時に浦安市が対応を始めたとしても、その間も子どもたちは辛いだろうし、すぐには対応がとれないかもしれない。

 

行政が考えていないのなら、保護者が考えておこうかと。何事もリスクヘッジが大切です。

 

フェノトリンが効かないシラミがお子さんの頭に見つかった場合、保護者の皆さんは悩んでしまうかもしれません。

 

「保育園の指示通りにスミスリンシャンプーを何回かけてもシラミが減らない!」と困っているうちに、保育園で他の子どもたちに広がったら大変です。

 

また、スミスリンシャンプーで肌荒れを起こすようなお子さんがいる可能性もゼロではないですよね。

 

それでは、スミスリンシャンプーのような薬を使わずにシラミの駆除する方法について考えてみましょう。

 

まず、日本の研究所の専門家による国内の現状についての説明を読んでみます。

 

http://idsc.nih.go.jp/iasr/31/370/dj3703.html

 

フェノトリンが効かないシラミには遺伝子レベルで違いがあるそうです。

 

また、フェノトリンのような駆除剤が効かないアタマジラミは、日本でも確認されていて、沖縄県では薬が効かないシラミが多いそうです。

 

海外では新しい駆除剤も開発されているようですが、日本で認められているのはフェノトリンだけです。

 

薬が効かない場合、「シラミ駆除専用の梳き櫛を利用して物理的な駆除を行う」と記載されています。

 

現状では、薬が効かないシラミに対しては梳き櫛を使って対処するしかないようです。

 

 

別の資料では海外の状況も報告されています。

 

http://idsc.nih.go.jp/iasr/20/232/fr2321.html

 

アメリカ合衆国では、全米シラミ症協会という組織があって、薬ではなくて梳き櫛でシラミを駆除する方法が推奨されているようです。

 

そもそも「全米シラミ症協会」って何だろう? 調べて見ましょう。こちらのサイトです。

 

http://www.headlice.org

 

National Pediculosis Association  という名前ですが、米国政府の機関ではなくて、非営利団体(non-profit organization)、つまりNPOです。

 

全米シラミ症協会は、薬ではなくて梳き櫛でのシラミ駆除を推奨しています。

 

アメリカでは非常に多彩な種類のシラミ駆除用の梳き櫛が販売されています。アメリカのAmazon amazon.com で、「lice combs」で検索してみてください。

 

たくさんの種類のコームが並んでいます。例えばこちらをご覧ください。(リンク切れご容赦ください)

 

その中で、LiceMeister(ライスマイスター)という梳き櫛に「NPA National Pediculosis Association」という刻印が入っていることに気付きました。

 

全米シラミ症協会が推奨しているシラミ用梳き櫛がライスマイスターなんですね。

 

以前、日の出保育園からニットフリーコームというシラミ用梳き櫛をご紹介いただいて、実際に子どものシラミ駆除で大変お世話になりました。

 

http://www.atamajirami.com/item/nit_free.html

 

この前、ニットフリーコームの日本総代理店のソルドジャパン株式会社の代表取締役の越智さんにお電話して、お礼を申し上げて、さらに、ニットフリーコームについてのお話を伺いました。

 

このコームはシラミの成虫や卵をどちらとも処理できるとのことで、実際に、出張してシラミを駆除したり、使い方をレクチャーしてくださることもあるとのことでした。

 

何より、越智さんの誠実で実直なお人柄に感動しました。

 

もう一つのシラミ駆除用のコームのライスマイスターにも興味を持ちました。

 

ということで、実際に自腹で購入して、どんな感じなのかを試してみることにしました。

 

日本のAmazonで購入すると3,385円。


アメリカのAmazonで購入すると11ドル95セント。今のレートだと、約1,430円。

 

日本に輸入されると2倍以上になるのですね。

 

4,000円近い値段が付けられているショップもありました。

国産の安価で高性能な梳き櫛が開発されると素敵なのですが。。。

 

左から、ライスマイスター、掃除用の道具、取扱説明書です。


左側が以前、このサイトでご紹介したニットフリーコームです。浦安市の公営保育園でも使用が推奨されています。

 

スミスリンシャンプーでシラミの成虫や幼虫を駆除して、ニットフリーコームで卵を除去するという方法ならば、ニットフリーコームで十分でした。

 

ただ、「ニット」というのは「シラミの卵」という意味です。ニットフリーコームでシラミの成虫や幼虫を除去できるのかどうか分かりません。


先ほどもご紹介しましたが、ニットフリーコームの日本総代理店のソルドジャパン株式会社にお尋ねしたところ、シラミの成虫や幼虫も除去できるとお聞きしました。

 

右側の黄色のコームがライスマイスターです。全米シラミ症協会が推奨している梳き櫛です。


デザインが大きく違いますね。


ニットフリーコームの取っ手の部分です。

 

全体的にステンレス製で、青色の細長い部分がプラスチック製です。

 

色がついた部分は熱湯くらいではビクともしません。

 

医療用の高圧蒸気滅菌にも耐えるかもしれません。

 

ライスマイスターの取っ手の部分です。

 

取扱説明書には、全米シラミ症協会が梳き櫛やシラミの情報を詳しく、そして分かりやすく説明してくれていました。

 

添付文書には、シラミの卵だけでなくて、「シラミの成虫や幼虫も除去できる」と書いてありました。


ニットフリーコームの金属歯です。

 

説明書には、「シラミの卵は髪の毛に固く接着しているので、効率的に卵を引きはがすために溝がついている」というような記載がありました。

 

特許もとっているそうです。


子どもがシラミにかかった時には本当にお世話になりました。

 

全米シラミ症協会が推奨しているライスマイスターの金属歯です。

 

こちらもステンレス製ですね。

 

ニットフリーコームのような溝がありません。

 

説明書には「シラミの卵だけではなくて、シラミの成虫や幼虫も除去できる」という記載がありました。


この説明書と、先ほどのソルドジャパンの話を総合すると、ニットフリーコームもライスマイスターも、シラミの成虫や幼虫、卵を駆除する梳き櫛なんだと思いました。


左側がライスマイスターです。右側がニットフリーコームです。

 

ニットフリーコームには、以前、うちの子のシラミを駆除した時の髪の毛が挟まっていることに、写真を見て気づきました。

 

金属歯の間隔は、どちらのコームでも同じくらいだと感じました。ライスマイスターの方が歯先がとがっています。

 

歯を縦にして見ると、ライスマイスターの方が一直線ですが、これはロット差なのかな?

 

ライスマイスターの取っ手の部分にプラスチックのバリがありますね。アメリカ製ということを実感します。

 

さっきの写真を撮る前、金属の歯が少し汚れていました。

 

使用した後という訳ではなくて、単なる金属のゴミみたいでした。

 

添付のクリーナーで掃除をしたら綺麗になりました。

 

このデンタルフロスのような紫色の道具は、アメリカでは、袋売りでまとめ買いができるようです。自分で作れなくもないです。

 

夜に帰宅したら、ライスマイスターが配達されていました。

 

今、うちの家族はシラミをもっていません。

 

とりあえず、父親の頭でフケをとれるかどうかを試してみました。

 

ちょうど、シラミと同じくらいの大きさですから。

 

ついでに、ニットフリーコームとライスマイスターの使用感を比べてみました。

 

ライスマイスターでは、金属歯が髪の毛をしっかりつかまえながらも、滑らかに髪の毛を滑っていきます。実に気持ちが良いです。

 

たぶん、自分ではなくて、奥さんに梳いてもらうと、さらに気持ちが良いと思います。

 

ニットフリーコームでは、ウェーブした髪の毛だと金属の歯がひっかかるという話を耳にします。しかし、自分の場合には、サラサラと髪の毛を通っていく感じがしました。実に滑らかです。

 

ライスマイスターでは、髪の毛が「グーン」と重く引っ張られる感じがします。神経質な僕的には、コームが頑張ってシラミを集めてくれているようで安心したりもします。

 

驚いたのは、ライスマイスターで自分の頭を梳いた後のコームの歯を見た時です。ニットフリーコームを使った後は、金属歯は綺麗なままでした。

 

一方、ライスマイスターを使った後の金属歯にはなぜかフケがびっしりとくっついていました。

 

どうして、ライスマイスターを使うと、髪の毛のゴミをこれほどまでに金属歯にくっつけることができるのか。

 

その理由は、今一つ分かりません。

 

髪の毛が乾いた状態でライスマイスターを使ったので、単に静電気でくっついたのかもしれませんね。



黄色い取っ手の部分はポリプロピレン製です。プラスチックというのは絶縁体なので、電気を逃がしません。ライスマイスターを使った場合、髪の毛と金属歯の間で摩擦が起きることでしょう。

 

あくまで推測ですが、取っ手の部分がプラスチックなので、電子が逃げ場を失って帯電して、コーム自体がマイナスに荷電しやすいのかもしれませんね。

 

そして、静電気によってフケのような小さなものを歯に吸い付けてくれるのかもしれませんね。

 

ほら、子どもの頃、プラスチックの下敷きで頭をこすって髪の毛が浮き上がるという学習とか遊びをしたことがありますよね?

 

あんな感じでフケがコームに吸い寄せられるのかもしれません。

 

一方、ニットフリーコームは取っ手までステンレス製なので、静電気が逃げるのかもしれませんね。あくまで想像です。

 

とにかく、お父さん方は、ニットフリーコームとライスマイスターを交互に使ってみてくれれば分かると思います。

 

日本語の説明書がないと思っていたら、パッケージの裏面に貼ってくれていました。

 

なるほど、「シャンプーをして髪の毛の汚れを落としてください」と明記されていますね。

 

素直に納得しました。

 

お父さん達が髪の毛を洗わずにライスマイスターを使うと、金属歯がフケやゴミだらけになって、どれがシラミの虫体なのか、どれがシラミの卵なのか分からなくなると思います。

 

使い方については、全米シラミ協会がYouTubeに動画をアップしています。英語のリスニングの勉強にもなりますが、聞き取れなくても、動画を見れば使い方が分かるようです。

 

このコームは、煮沸をして消毒することもできるようです。金属歯はステンレスなので問題ありませんよね。取っ手の部分はポリプロピレンです。医療用の滅菌に耐えられるかどうかは分かりません。

 

東京都がライスマイスターを貸し出す時には、どうやって滅菌しているのでしょうかね。

 

とにかく、使い方を見てみましょう。

  

なるほど、髪の毛が長い場合には、こうやって小分けにすればいいんだな。

 

カールした髪の毛のお子さんにも使えるようです。


うちの子がシラミをもらってきていないので、まだ、ライスマイスターを実戦で使っていません。

 

そういえば、説明書には、「コップに水を入れて、ライスマイスターを頻繁に浸しながら使う」という記載がありました。

 

使った後のコップの水を間違って飲まないように気を付けたいです。

 

コームで髪の毛を梳くたびに、水につけて、キッチンペーパーで虫体や卵を取り除くという記載がありました。

 

動画では、すごい数のシラミが取れていた気がします。

 

トイレに流せるおしりふきを使えば、シラミごと水に流せて便利かもしれませんね。

 

 

うちの子どもたちが頻繁にシラミをもらってくるわけではないので、実際に試すということは難しいです。

 

どちらが優れているのかという点は、やはり実際にシラミを駆除している人たちのご意見が大切だなぁと思いました。

 

ソルドジャパンのニットフリーコームの場合には永久保証ですし、添付の資料も充実しています。また、シラミ駆除についてのアドバイスを頂く時にも気兼ねなく相談できます。

 

ライスマイスターは、ニットフリーコームと同じように、日の出保育園が推奨しているシラミ用のシャンプーと梳き櫛を併用して駆除する場合にも使えそうです。

 

浦安市役所の話だと、市内ではスミスリンシャンプーが効くアタマジラミが流行っているようですし、日の出保育園でもニットフリーコームの使用が推奨されていました。

 

ただ、ソルドジャパンの越智さんのお話では、千葉県でもスミスリンシャンプーが効かないアタマジラミが見つかっているようです。保護者として心構えが必要かなと思いました。

 

実際、うちの家庭では、スミスリンシャンプーとニットフリーコームを併用することで、きちんとシラミを駆除できました。

 

しかし、「家族全員 、シラミ駆除シャンプーを使ってください」ってお知らせを頂いて、実際に使ったら、処理するだけで1万円近くかかりました。

 

櫛だけで駆除できれば安くつきますからね。それと、スミスリンシャンプーが効かないシラミを子供達がもらってきた時にも、優れたコームは大切だと思いました。

 

梳き櫛でのシラミ駆除に詳しい方に来て頂いて、保育園のパパさんたちを集めてレッスンしてくださると助かるかもしれませんね。

 

シラミ駆除については、ママさんよりも父親が積極的に取り組む仕事だと思います。理由ですか? ほら、こういう時に頼りになると、嬉しいじゃないですか。