④ 乾燥機でシラミを駆除するのは簡単だ

 

いつもヒノデダッズムのサイトをご覧いただきましてありがとうございます。

 

シラミについての記事を以下のコーナーにまとめました。

 

アタマジラミの駆除のための豆知識

 


以下、原文


保育園用のシーツやタオルケットや帽子を、60℃のお湯だけで毎日処理することがどれだけ大変かを実感しました。

 

これらに加えて、家庭での枕カバーやシーツ、タオルなどについても「毎日」処理しなくてはいけません。無理です。やろうと思えばできますが、時間が足りません。

 

そもそも、あまり汚れてもいないものを、わざわざ水で濡らすことが無駄に感じます。そうすると、乾かさないといけないじゃないですか。乾いたまま処理できれば簡単じゃないですか。

 

他に方法がないか調べてみましょう。。。すぐに出てきました。千葉県松戸市の「みやた皮膚科クリニック」の宮田先生のブログを拝見してみましょう。やはり宮田先生もスミスリンが効かないシラミを心配しておられます。おや? 記事の中に何か重要な記載がありました。以下引用。

 

「枕カバーやシーツは、熱湯(60度5分以上)で消毒するか、乾燥機にかけましょう」

 

おお、これはすごい! 乾燥機でシラミを殺せるのであれば、かなり楽だと思います。おっと、他のクリニックのサイトにも記載がありました。東京都世田谷区の「ふたばクリニック」のコラムを拝見してみます。以下引用。

 

「アタマジラミは、高温・乾燥した環境に弱い性質があります。60度以上の温風乾燥機にかけると(30分以上)、リネン類についているシラミは、生存できません。」

 

なんだと!? 乾燥機の温風だけでシラミが除去できるのか?

 

これは貴重な情報ですが、ちょっと不安です。自分がアタマジラミになった時のことをイメージしてみてください。できない? じゃあ、温泉とサウナをイメージしてみてください。60℃の温泉は熱すぎて入れませんが、60℃のサウナなら入れます。つまり、60℃のお湯と、60℃の空気では、シラミに対するダメージが違うんじゃないかと思うのです。

 

もう少し、調べてみましょう。ニットフリーコームを販売しているソルドジャパンのサイトにも同じような記事がありました。以下引用。

 

「乾燥機による乾熱処理の場合、70℃で10分、55~60℃では30分間で死滅効果があるといわれています」

 

うん。やっぱりそうだ。乾燥機でシラミは駆除できるんだ。シラミに詳しい人がいたので尋ねてみました。乾燥機の温風だけで、シラミの成虫や卵を駆除できるというのは本当の話だそうです。ちゃんと論文も発表されているようです。興味がおありならご覧ください。Med. Entomol. Zool., 46:77-79 & 83-86, 1995 です。シラミの専門家による日本語での紹介はこちら。以下引用。

 

「シラミが付着している寝具、タオル、衣服等は55℃以上の温水または温風で10分間以上処理すれば卵と成虫を完全に殺すことが可能である(Med. Entomol. Zool., 46:77-79 & 83-86, 1995)」

 

論文だと、温風で10分間なんですね。30分間乾燥させれば間違いないでしょう。

 

つまり、乾燥機がある世帯、もしくは近くにコインランドリーがある世帯では、シラミがついていると思われる衣類や寝具を、乾いたまま乾燥機でグルングルンと回すだけで、簡単にシラミを処理できるんです。


これならお湯やアイロンでの処理が無理でも大丈夫だし、何より、楽です。

 

「ヨッシャー! 分かったドー! 衣類や寝具や帽子などは乾いた状態で乾燥機! お湯もアイロンもいらないぞ!」

 

「乾いた状態で、70℃で10分間か、55~60℃で30分間!」

 

洗濯して濡れている場合にはどうしたらいいか、今一つ情報が集まりませんでしたが、そのまま乾燥させて、さらにこの条件で乾燥させれば間違いないです。

 

ということで、うちのドラム式洗濯機に頑張ってもらうことにしましょう。結婚する際に、妻が洗濯物で困ることがないように、奮発して乾燥機付きの洗濯機を買ったのです。パナソニックだと思っていたら、当時は「ナショナル」だったようです。

 

ところが、子どもがいなかった時は洗濯物が少なくて使っていたのですが、子どもが産まれて大量の洗濯物が出るようになってからは、ほとんど天日干しです。余程のことがないと乾燥機を使いません。

 

やっと活躍の時がやってきました。しかし、ちょっと心配なことがありました。うちの洗濯乾燥機が、以下の状態を作り出せるかどうかを確認する必要があります。

 

「70℃で10分間 or 55~60℃で30分間」

 

ということで、パナソニックのお客様相談室に電話してみました。

 

もしもし、一般のユーザーなんですが、ちょっと一般的な質問がありまして。

 

オペレーター:はい、どうぞ。

 

この型番の洗濯乾燥機なのですが、ヒートポンプ式の乾燥機ですよね? 乾燥中には、どれくらいの温度に達するのでしょうか?

 

オペレーター:え? ちょ、ちょっとお待ち下さいね。お調べいたします。

 

はい。お願いします。

 

オペレーター:お待たせいたしました。ただ今、お調べしておりますので、もう少しだけお待ち頂けますか?

 

(進捗状況の報告か。。。浦安市役所なみに律儀だ。。。)はい。いつまでも待ちます。

 

オペレーター:お待たせいたしました。温風の温度は65℃という仕様でございます。

 

おお! 65℃ですね。良かった! ありがとうございます。

 

オペレーター:お役に立てて光栄です。いつでもご相談くださいませ。

 

助かった。。。

 

ということで、うちの洗濯乾燥機だと、「55~60℃で30分間」という条件で処理できます。65℃なので、ちょっとおまけ付きです。

 

ちなみに、ヒートポンプ式の乾燥機では大体、60℃前後の温風しか出ないそうです。70℃以上に到達するのは、ヒートプレート式なんだそうです。よく分かりませんが、メカ好きなお父さん、アドバイスをください。

 

とにかく、これで、お湯をためて必死に処理しなくてもよさそうです。「シラミを駆除するものを乾燥機に投げ入れて、あとはスイッチポンです。


<ここからは、SF映画の調子で>

 

「乾燥機能という能力を封印されしドラム式洗濯乾燥機よ。乾燥機という名を持ちながら、ただの洗濯機として過ごした日々は、お主にとって、さぞかし屈辱的だったろう。しかし、今、お主の能力を発揮する時が来た。この窮状に一筋の光をもたらすのは、お主じゃ!」


「目覚めよドラム式洗濯乾燥機よ! 今こそ、お主の能力を解き放してみせようぞ。唸れ、ヒートポンプ! 聖なる熱風によって、悪しき虫どもを駆逐するのじゃ! そして、我が一族に安寧の時をもたらすのじゃ!」

 

「ッピ!」デカデカと「ナショナル」と書かれたメインパネルの乾燥モードが煌々と光り始めました。60℃のお湯の処理で絶望的になっていましたので、もの凄く神々しく見えます。


お湯でリネン類を処理してみると分かります。一回でヘトヘトに疲れましたから。


そして、まさに、シラミを駆除することを想定していたのではないかと思える「乾燥だけの30分間モード」が表示されました。

 

そうです。子どもが帰ってきたら、保育園のシーツや帽子などをここに入れて、乾燥をかけてから洗濯してもいいし、別にそのまま使ってもいいわけです。


あと、ベッドルームの枕カバーやシーツやタオルケットも、洗濯せずに乾燥機にかけちゃえばいいんです。もちろん、汚れてきたかなと思ったら、洗濯してもいいわけです。


うん。これは楽だ。濡れた状態から乾かすのは時間がかかりますが、乾いた状態で乾燥させるので、特に面倒でもありません。お湯の時は目を離せませんが、この方法なら、何もしなくても、そのままでいいのですから。

 

まあ、カラー帽子には「乾燥機をかけないで」とかって書いてありますが、どうなんでしょう? 繊維は濡れた状態から一気に乾かすと傷みますが、乾いた状態のままならそれほど傷まないかもしれません。炎天下で使ったりするでしょ? アイロンをかけるよりはマシだと思います。乾燥機がない世帯は、コインランドリーを使うという手もあります。

 

ただ、家庭用よりもコストがかかってしまいますから、その辺が悩みどころです。保育園に数台の乾燥機を設置して、無料で使えればいいんですけどね。

 

保育園に乾燥機を設置する場合には、洗濯機能は必要ありません。だとすると、結構、大型の乾燥機が安く買えると思います。この乾燥機を各保育園に設置して、シラミが発生したら、シーツとかを全部放り込むんですよ。そしたら、保育園でシラミが伝播するリスクはかなり減ります。


じゃあ、今までの話をまとめてみましょうか。

 

第5章につづく